tabinote田口です。1997年のフジロックフェスティバル以来、野外フェスは大好きで国内外問わず多くのフェスに参加してきました。
そんなある日、確かFacebookでワンダーフルーツ(Wonder Fruit)というタイのビーチリゾート、パタヤで行われるというイベントを見つけました。
ワンダーフルーツのフィールドマップ。普段はゴルフ場として使われている(いた?)敷地内の大部分は芝生。そこに森と湖が点在するという野外フェスには最高の環境です。
再び昨晩くぐったゲートから入場です。昼に見るとまた違った感じ。
竹を使ったタイ伝統建築。ここではタイの織物を展示、販売していました。
会場のあちこちにある「TOPUP」ブースでICチップ入りのリストバンドに現金をチャージ。会場内の支払いはすべてそれで行います。とりあえず2000バーツ(約7000円)チャージしました。
場内は飲食物持ち込み禁止。食器はすべてリサイクル素材で作られています。
また、公式のタンブラーを買うと、そこに飲み物をリフィルしてもらえます。
徹底してナチュラルな素材(主に木と布)で作られた場内施設。多国籍な参加者にあわせてナビゲーションはほぼ英語、タイ語の看板はほとんどみかけません。
待ち合わせ場所として何度も利用した草でできた女王様の像。いったいどれほどの手間をかけているのでしょうか。
DJにあわせてヨガをする人たち。ほぼ白人女性です。
英国の建築家Ad Rogers氏の設計による池の上に建つ竹製の建造物「BATH HOUSE」。水に親しむががコンセプトなのか、足を水に付けてチャプチャプできます。冬とはいえ昼間は暑いので泳いでる人も多いですが。
会場内を走り回る電気自動車。たぶん乗り合いタクシー的な使われ方をしていました。。
山や海などタイの自然をモチーフにしたライブステージ「Theare Stage」。ここでは主にアコースティック系のライブが行われていました。
ローマの階段とタイ山間部の棚田をイメージしたという「Ziggurat」。DJの音楽をBGMに踊るもよし、寝っ転がりながらビールを飲むもよしという素敵スペース。日本でもポピュラーなシンハビールがスポンサードしています。
気持ちよさそうなハンモックやマットが置かれた「The Hamlet」という施設。バーカウンターや軽食もありひたすらリラックスできます。
ほとんどの建物にDJブースやライブステージがあり爆音で音楽が流れていますが、会場が広いこともありぶつかりあってうるさいという感じはなく、心地よく聞いていられます。
ジャンルはやはりEDMやハウス/テクノ系が多いですが、ヒップホップ、レゲエ、ラテンミュージック、タイの伝統音楽など様々なDJがいました。特に驚いたのは80~90年代の日本のポップスをかけるDJが複数いたことです。海外で竹内まりやをはじめとするシティーポップが流行しているという情報は知っていましたが、実際にかけているところを確認できてよかったです。パタヤで南佳孝や来生たかおの歌声が聞けるとは思いませんでした。
DJやアーティストに気軽に声をかけられるのもフェスの楽しいところです。韓国から来た和モノDJにビールをおごっていろいろ話しができたのは楽しかった。
メルセデス・ベンツがスポンサードする「CAMPS Mercedes me @ SOT」。ここでも様々なライブステージが行われていました。併設のピザ屋もおいしかった。
特にタイのシンガーソングライター「Phum Viphurit(ファム・ヴィプリット)」君のライブがよかった。
いたるところにあるフード屋台。タイ料理はもちろんBBQ、メキシカン、イタリアン、和食など世界中の”フェス飯”が楽しめます。
僕が住むタイ北部チェンマイの有名レストランも出店していました。
タイ北部名物「カオソーイ」。普通においしかったです。ただし値段はややお高め。ローカルレストランの2倍から3倍ですね。
タイは断然牛よりも豚や鶏がおいしいです。これは覚えておきましょうね。
タイの伝統的意匠でペイントされたド派手な移動ステージ「WONDER WALK」。お祭りの山車みたいなものですね。夜はライトアップされてまるで”ねぷた”みたいでした。
予約制で一流シェフのディナーを楽しめる「Wonder Kitchen」。めちゃめちゃお高い(数万円)ので残念ながらぼくは食べませんでした。
森のなかに突然あらわれる竹製の橋。夜中に渡ると結構スリリング。
簡易トイレも豊富に用意されており、順番待ちもほとんどありませんでした。
音楽だけではなく講演やワークショップもたくさん用意されているのが「Wonder Fruit」の特徴。日本風の赤い傘が連なる「Eco Pavilion」では英ドラムンベースシーンのアイコンとも言えるアーティスト「GOLDIE」さんを至近距離で見ることができました。
夜になると雰囲気が一気にパーティーぽくなります。DJの音量も上がった気がします。
火を使ったド派手なパフォーマンスもはじまりました。その気になれば朝まで踊り続けることができるのでしょう。パーティーピープルには天国ですね。
とは言え僕のようにほぼ昼だけの参加でもぜんぜん楽しめます。
深夜でも出口にGRAB(ライドシェア)のドライバーが待機しており、好きな時間にホテルに帰ることができます。
というわけで「Wonder Fruit」4日間参加しましたが、まったく飽きることなく過ごすことができました。
エコでサスティナブルなコンセプトや奇抜な建造物は明らかに「Burning Man」の影響を受けていますが、頑なにD.I.Y.を貫く「Burning Man」とは違い、こちらは大企業ともガッチリ手を組んで、より享楽に振った雰囲気に感じました。「使えるものは使っちゃおう」といったタイらしいマインドだと思います。どちらがいいとかわるいとかじゃなくて。
いちおうパタヤに来たのでビーチも行っとくかと、、
まったく季節感のない写真ですがいちおうクリスマスシーズンなんですね。
ビーチ際の椅子に座ると100バーツ取られます。20年前に行ったときは20バーツくらいな気がしたんだけどな。
バンコクのエカマイなどにある有名ショッピングモール「TERMINAL21」がパタヤにもできてました。
エアポートをコンセプトにしたモールだからといって本物の飛行機(B737)をディスプレイしちゃう豪快さがいいですね。
中にあるレストランでシーフードをいただきました。シャコがめちゃめちゃうまかった。
各フロアは「サンフランシスコ」「ローマ」「パリ」など世界の都市をモチーフにデコレーションされています。これはサンフランシスコの金門橋。
東京をモチーフにしたフロアには地下鉄駅がありました。
なかなかがんばってると思いませんか?
「情婦」って……。
パタヤ中心部にはソンテウと呼ばれるピックアップトラックを改造した乗り合いタクシーが走っておりルート内なら20バーツでどこでも行けて便利。
歓楽街「WALKING STREET」に繰り出します。
ディスコやゴーゴーバーが軒を連ねるアジアファンにはおなじみの景色。
いかにも悪そうなチンピラが小声で「ファック?マリワナ?」と声をかけてきます。
最終日には海岸にそびえ立つ有名寺院「サンクチュアリオブトゥルース」に行ってきました。
近づくにつれ威容に圧倒されます。
細部まで細工が施されておりいったいどれほどの手間をかけているのかと気が遠くなります。
なんと1981年に着工して以来まだまだ建造中なのです。東洋の「サグラダ・ファミリア」とも呼ばれる由来です。
階段の細工がクラクラします。
対岸に近代的なリゾートマンションが建ってる異様な景色です。
もちろん中にも入れます。
作業中の職人さんを見ることもできます。
製作中。
製作中。
ウタパオ国際空港までの帰りはシャトルバスに乗ることができました。乗り場がわかりづらい!!!
ということでパタヤまでのショートトリップ満喫しました。
「Wonder Fruit」、気に入ったので2019年も行きます!!
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