世界の街を走ってみる~ ロンドン

tabinoteワタベです。
海外に限らず、旅行に行くときはランニングができる準備を一通りしていきます。
ケッ、意識高えな、という呟きが聞こえそうですが、何とでも言いやがれ。

以前、作家の角田光代さんがどこかに書いていた文章を読みました。
彼女は海外旅行が趣味らしいのですが、いかにもランニング、って格好で街を走るとなぜか危ないエリアに行っても平気だし、パスポート持たなくてもいいので気軽なんだそうです(パスポートは持ってた方がいいんだろうけど、持たなくてもいいような気がしてくるらしい)。

わざわざ旅先で走らなくても、と思っていた私ですが、それを読んで興味を持ちました。実際に走ってみると確かにいいことだらけで、いろんな見どころを短時間で巡れるし、公共交通機関より速かったりするし、もちろんじっくり見たければ見てもいいし、確かに危険なエリアにもなんとなく立ち入りやすいし、徒歩やタクシーや公共交通機関とは違った目線で街を見れたりして、すっかりハマってしまいました。
途中で出くわした博物館に汗だくで入ったこともありますが、館内には同じようにスポーツウェアの人も多く、意外に平気だなという実感もありました。

というわけで、私の限られた経験内ではありますが、世界のいろんな観光都市でのランニングを紹介します。
第1回はイギリスの首都ロンドンです。


ロンドンに行ったのは2016年の3月初め。
気温は東京と同じか、やや寒い時期です。
この時はあまり滞在日程がなかったので、市街をぐるっと回ってみようと思いました。

ワールドメジャーマラソンの1つロンドンマラソンが開催される都市でもあり、ランニングが盛んな土地といっていいでしょう。
ランニングルートも豊富です。検索すると、テムズ川沿いのコース、ハイドパーク、リージェンツパークなどがおすすめとして出てきます。

Six in the city: London’s best running routes
RUNNER’S GUIDE TO LONDON : ROUTES

私はシティのあたりに宿をとっていたので、西側に行きたいなと思い、適当にコースを設定しました。ハイドパークまで行って、テムズ川沿いを通って戻る20kmくらいのコース。
ルート設定の際には、道を間違えないようになるべく大きな通り・メジャーそうな通りを選ぶことにしました。

実際に走ったルートはこんな感じになりました。
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お金をどのくらい持つかに悩みました。
日本の場合、SUICA付きのクレカを一枚持って出ればコンビニで飲み物も買えますし、道に迷ったら電車やタクシーで帰れます。
ロンドンの場合、オイスターカードという交通機関で使えるSUICAのようなプリペイドカードがあります。これと普通のクレカ、それにポンド札をビニール袋に入れて小さくたたみ、ランパンの後ろにつっこみました。これで道に迷っても帰れるでしょう。

ロンドン留学センター:Oyster Card / オイスターカードについて


それではランニング開始。
宿を出て西に向かいます。
オールドストリートからソーホーの方に。
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平日なのですが通りは人だらけ。コース設定失敗したかなと感じます。

そこからオックスフォードサーカス、マーブルアーチと西に移動。ハイドパークに入りました。
のどかな公園で、走っている人が沢山います。ここでは走ったり歩いたり。
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公園の中心、サーペンタイン湖の周囲は平和な雰囲気です。
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だらだらバッキンガム宮殿を見ながら東に戻ります。
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途中のスーパー(テスコ)で飲み物を補給しました。
ビック・ベンのふもと、ウェストミンスター駅から橋を渡り、テムズ川を超えます。ここからはロンドンを象徴するようなテムズ川沿いの光景が楽しめます。
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川沿いのランニングコースは大変走りやすく整備されています。工事だらけで全然通れない隅田川も見習ってほしいものです。
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この日は平日。夕方になったからなのか、場所柄なのか、このあたりではソーホー界隈で全く見かけなかったランナーにすれ違うことが多くなってきました。
しかも、なんか異常に速い!女性やレスラーのような体格のいいランナー、皆、息を弾ませてガンガン走っています。4月にロンドン・マラソンがあるので、その追い込み練習でしょうか。
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ロンドン橋を超えてタワーブリッジを渡り、シティに戻ってきました。
バックパックを背負った、おそらく帰宅ランのビジネスマンを見かけます。この人たちも速い!のんびりジョギングを楽しむという空気がまるでありません。

私もペースを速めてゴール。トータル20kmちょっとでした。休んでばかりでしたが…。
Garmin Connect2_R550

印象では東京よりもはるかに走っている人が多く、ランニングが盛んな雰囲気を感じました。若い人も多めですね(東京は年配のランナーが多い印象)。テムズ川沿いはとても走りやすく、景色もザ・ロンドンという感じですばらしいものがありました。

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