forest
自称、青年海外筋力隊。体育教師、大洋州での海外ボランティアを経て、メキシコ・グアダラハラに辿り着く。家でも空港でも旅先でも、毎日毎日走って筋トレ、たまに食トレ。そんな日常です!
メキシコ第2の都市でテキーラとマリアッチの故郷。歴史と伝統を有する美しい街。メキシコの最新テクノロジーが生み出される地域でもある。人口約160万人。京都市とは姉妹都市。
出典:https://www.city.kyoto.lg.jp/sogo/page/0000096872.html、https://www.visitmexico.com/ja/main-destinations-ja/jalisco-ja/guadalajara-ja
オラ!ブエノスディアス!forestです。
只今、グアダラハラで主夫(と言っても男おひとり様)生活をいかに安く楽しくするか、買い物で地元の人の生活に触れられるかを考えながら生きています。
私の住んでいる地域にはWalmartなど米国系の大型スーパーがあり、価格もそこそこ安いので、そこで必要な分だけ買い物すればそれなりの節約生活を送ることが出来ます。
しかし、それではメキシカンいやメヒカーノたちの陽気な毎日が味わえへんやんか!と考える私。少し時間が出来た休日は、気分転換を兼ねていくつかの市場を回っています。歩いていけない距離のところもバスで7ペソ(約40円)ほど。これならバス旅も含めたミニミニ街ツアーとして楽しめます。今回は3つの市場について紹介していきましょう。
市内の移動に便利な路線バス。頻繁に往来があります。さあ乗り込むぞ!とバス停で待ちます。しかし…待てども待てども私の前をバスは素通り…止まってくれる番号のバスは実は少ないのでは?と疑心暗鬼になります。ふとそんなときバス停の遥か前方でバスを止めて乗り込む人を発見。そうバスは「止まる」ものではなく「止める」ものなのです。多少バス停から離れていても大げさに手を振って主張すれば止まってくれることがほとんど。なんとも融通の利くバスではありませんか!おつりがない可能性もありますので、出来る限り小銭を用意しましょう。
コロナ市場
コロナ市場はきちんとした建物内にあります。セントロと呼ばれる繁華街にあり、観光名所もすぐそば。そのためか、2階、3階は主に民芸品やブランド(のコピー?)品を売る場所になっています。一階は食堂がひしめき合っているという状態。
人!人!!人!!!
とにかく食堂だらけです。主夫視点では、残念ながら野菜や肉、魚を買える場所は多くありません。
観光客がメキシコの熱気を味わい、安めの民芸品を探すのには良い場所だと思います。
ここでのおススメは「カクテル」。といってもお酒ではなく、タコやイカのメキシコ風酢の物。程よい酸味が暑さに弱った身体に心地よくしみわたります。
豆なども売っていますが、他の市場と比べると食材売り場は少なめ。食堂のワイワイ感、観光地の喧騒を味わいたいときに立ち寄る市場かと。
リベルタ市場
この市場もセントロに位置し、コロナ市場からもそう遠くない場所にあります。こちらのほうが地元色の強い印象。皮製品などの民芸品はもちろんの事、日用雑貨、食料品などがところ狭しと並んでいます。
コロナ市場や後述の青空市場に比べて野菜の価格が少し安く、肉類の種類も豊富です。ここに来れば毎日の生活に必要なものは一通り揃える事が出来ます。八百屋では小さな玉葱の根を一つ一つ丁寧に切ってから渡してくれるお店もあります。トマトは10個買って7ペソ(42円)ほど。肉屋ではレバーや心臓などのホルモン類も買うことができます。
牛の心臓(ハツ)「コラソン」は1キロ40ペソ(約240円)。写真右端に見える赤黒く少し白い線が入った塊がハツ。ここの市場はまさに栄養源!おじさんのコラソンで僕も生かされています!
1階の一部と2階は食堂になっていて、タコスに海鮮に肉料理、さらには豪快なサンドイッチなど選ぶのに苦労しそうなくらい豊富な店舗数です。日本食(と思しきもの)の不思議なお店もあります。一般的な定食なら30ペソ(180円)程度から。海鮮や少し手の込んだ料理になると70ペソ程度の価格となります。定食のトルティージャはおかわり自由の店が多いので、少ないお金でもお腹を満たすことは可能です。
一杯目のスープの値段が大中小でそれぞれ50ペソ、60ペソ、70ペソと違うのに…スープがおかわり自由、というお店もありました。もちろん主食のトルティージャもおかわり自由。さりげなく我々の良心に問いかけてくるので悩ましいですね。節度を守っておかわりをしたいと思います。
サオリさん?メキシコ風に色付けされたサオリさん料理が提供されるようです。日本食の名を持つメキシコ料理屋が軒を並べます。
チアンギス・デル・ソル
こちらは中心部からかなり離れたところにある青空市場。朝から活気にあふれています。
お姉さんたちもこの表情。写真をお願いすると笑顔で対応してくれました。パンを捏ねているのかと思って質問してみたところ、マサというトウモロコシの粉を捏ねているのだそう。ここからトルティージャなどの主食に形作っていくようです。市場の朝はだんだんと食べ物の美味しそうなにおいに包まれていきます。朝も9時を過ぎると、おなじみのタコスがジュージューと音を立てて焼かれていきます。
こちらは八百屋さん。おじさんはカッコいい表情をしようとしてくれたみたいで…シブいです!先のリベルタ市場よりはほんの少し高めですが、スーパーで買うよりもお得な価格で野菜を買えるこの場所。トマトやキャベツはスーパーに比べて半額程度の事もあります。このような八百屋さんがたくさんあり、野菜大好きな私としては、楽しく仕方ありません。できるだけ多くのお店の人と話したいので、一種類ごとに買う店を変えることもあります。市場内ではどの店で買おうともだいたい同じ価格です。いろんな人との会話を楽しみ、明るく買い物をしていきましょう!
こちらはチーズ屋のお兄ちゃん。「今日はチーズ買わへんよ」と言ったのですが、試食もどんどんさせてくれて、写真も撮らせてくれました。ワタクシ、年甲斐もなく久しぶりのセルフィ―モード!
いかがでしたか?市場にいけば豊富な食材が安く手に入る。それだけではなく、地元の人たちの生活を感じることができます。一度行ったお店で顔を覚えてもらい、次の機会では余った野菜をもらう事もありました。是非グアダラハラを訪れて、商売人のコラソンに触れて下さい!ではまたお会いしましょう!¡Hasta luego!