温帯雨林を見に行こう(米ワシントン国立公園)その3 番外編、Twin Peaks聖地巡礼

tabinote田口です。5日間にわたるオリンピック半島の旅を終え、シアトル近郊イサクアという街のモーテルにやってきました。

さて、今回のアメリカ旅行では「オリンピック国立公園散策」、「カート・コバーン故郷訪問」、「大麻販売店視察」と3つのミッションをこなしましたが、実はもうひとつ大きな目的がありました。それは「Twin Peaks」のロケ地を訪問することです。
「Twin Peaks」は1990年から1991年にかけアメリカ、そして日本でも放映されたテレビドラマです。
デビッド・リンチとマーク・フロストという2人の個性派クリエイターが生み出すユニーク極まりない映像美と夢と現の狭間をダイブするストーリーに当時の僕は完全に魅了されました。
そして去年、25年の時を経てまさかの新シーズンが放映されたのです。このタイミングで行かなきゃどうする、ということではるばるここまでやってきたのです。


「Twin Peaks」とはドラマの舞台となる架空の田舎町の名前、その風景の多くがシアトルから50kmほど離れたスノコルミー(Snoqualmie)、ノースベンド(Northbend)という街で撮影されています。


まず向かったのはノースベンドのダウンタウンです。ご覧の通り典型的なアメリカの田舎町の風景です。


「Twin Peaks」をご覧になった方はこのネオンサインでピンとくるでしょう。そうです。劇中でノーマとシェリーが働く「ダブルRダイナー」です。

実際は「Twede’s Cafe」という名で営業しています。


店内もほぼまんま。いまにもクーパー捜査官やトルーマン巡査が入ってきそうです。


もちろん注文するのはクーパー捜査官の好物チェリーパイです。コーヒーとともにいただきます。んー、ダムングッド!


駐車場の壁には「Welcome to Twin Peaks」の壁画が。

図版:CBS(https://youtu.be/X2lkvrMa27c)
「Twin Peaks」のタイトルバックとして有名なこの風景。サウンドトラックのジャケットにもなっていましたね。


ダイナーで買った地図によると、ここからそう遠くない場所にあるようです。

Google Mapと照らし合わせてだいたいの位置を掴みます。ちなみに今回のアメリカ旅行での通信はすべてソフトバンクの「アメリカ放題」です。ソフトバンクにしててよかった。


というわけで該当の場所に移動します。もうこのあたりは完全な田舎道、レンタカーがなかったらたどり着けなかったことでしょう。持参した写真と風景を照合して場所を特定します。




よっしゃここだあ!!!!これで今回の旅の目的ほぼコンプリート、感無量です。

次はそこから西に2マイルほど移動したReining Bridgeに向かいます。


古ぼけた鉄橋が姿を見せます。もともとは鉄道橋だったようですが、現在は線路は撤去されています。

ローラ・パーマーの死体が発見された後、茫然自失状態のロネット・ポラスキーが保護された場所と言えば視聴者にはわかってもらえることでしょう。

さらに川の上流、スコルノミー滝に向かいます。

図版:CBS(https://youtu.be/X2lkvrMa27c)
ここもタイトルバックに出て来る「Twin Peaks」を象徴する場所ですね。


うおおおおお!!!!これだ!これですよ!!!!オードリー・ホーンがダンスを踊ったグレートノーザンホテルも見えます!!!
実際この建物は「Salish Lodge」という高級リゾートホテルとして営業しています。本当は泊まりたかったのですがシーズンオフでも1泊200ドルを越えており残念ながら断念しました。
とはいえ建物内の売店にはTwin Peaksグッズもたくさん用意してありファンなら一見の価値ありですね。


滝の下には現在も稼働する水力発電所があります。これは「Twin Peaks」には出てきませんが。

とはいえ発電施設がめちゃくちゃかっこいいのでおすすめです。


他にもスノコルミー市内には50年代の建物をそのまま保存したエリアがあり散策も楽しかったです。


たまたまフェスティバルぽいものが開催されていました。


故郷に戻ってきたサーモンのステーキ、おいしくいただきました。


スノコルミーには巨大なカジノもあります。お好きな方はどうぞ。


余談ですがシアトルタコマ国際空港内にはNirvanaもかつて所属していたシアトルを代表するインディーズレーベル「SUBPOP」のショップがあります。CDやレコードはもちろんアパレルも豊富に揃っていますのでお土産にも最適。
というわけでシアトルを中心に1週間、なかなか充実した旅になりました。