人類最後の望みは、この巨仏! 超弩級の大仏像を巡る旅

牛久大仏

日本 vs. 中国 vs. ミャンマー;仏教国の威信をかけた戦いが始まる

晴天時には六本木ヒルズや東京スカイツリーからも見えることから、関東のごく一部で有名な茨城県・牛久市の牛久大仏。
その大きさ、なんと台座込みで全高120m!

私が初めてその巨仏を観たのは、南茨城特有の深い霧が立ちこめる日でした。
乳白色の空気を切り裂くように現れた巨大な姿のインパクトはすさまじく、SF映画やアニメを観る度に、ついつい牛久大仏とスケールを比較してしまいます。
パシフィック・リム」のイェーガー・ジプシーデンジャー(79m)や「イデオン」のロボット(105m)よりも牛久大仏の方が大きいんですよ?
しかも、世界にはこのクラスの巨仏がまだまだ存在するとか…。

世界の巨仏を巡る…、たまにはこんな酔狂な旅はいかがでしょう。
つい最近建造されたピカピカの大仏から、世界遺産認定されている第1世代のイェーガーまで、バリエーションは豊富。
人が巨大なものに感じる畏怖と、宗教がもたらす情念のすごさを感じずにはいられません。

ピカピカ大仏の資金の出所って…などという雑念も実物を見たらきれいに打ち砕かれます。
大仏マニアの皆さんも、そうでない方も、ぜひともそのインパクトを体験して欲しいと思います。

ラインナップは以下の通り。できればこの順番で巡りたいですね。


1. スタート:牛久大仏(日本) 120m 100m+台座20m
1989年建造。ブロンズ立像として世界最大。
奈良の大仏(台座込み18m)を縦に6つ並べてもまだ追いつかない大きさ。

2. 楽山大仏 71m 60m+台座11m
803年に民衆の手によって建造されたという由緒正しき大仏で、世界遺産にも認定されている。
成都周辺には九寨溝パンダ繁殖基地など見どころも豊富。

3. 魯山大仏(中国) 208m 106m+台座102m
中原大仏、英語ではSpring Temple Buddhaとも言います。
2008年建造。その高さは新丸ビル(200m)や渋谷ヒカリエ(182m)をも上回り、208m以上と世界最大。

4.レージュンセッキャ大仏(Laykyun Setkyar Standing Buddha;ミャンマー) 130m 116m+台座14m
2008年建造。金ぴかの異様な姿もさることながら、なんと手前の涅槃仏「シュエターリャウン」(全長111m)と合わせた2体編成!

これに対抗できるのはやはり日本、牛久大仏が仙台大観音(100m)とタッグを組めばなんとか…。


【サンプル旅程】

・牛久大仏:東京から牛久まではJR常磐線で。駅から路線バスかタクシーを利用。
・楽山大仏:牛久から茨城空港(IBR)に移動。LCCの春秋航空で上海浦東国際(PVG)まで。上海から中国東方の直行便で成都(CTU)まで3時間。成都から楽山までは現地ツアーを利用するか高速バスで。
・魯山大仏:魯山大仏の最寄り空港は洛陽北郊空港(LYA)もしくは鄭州新鄭国際空港(CGO)。鄭州の方が便が多い(かつては華夏航空の洛陽-成都便があったが現在は利用できない模様)。
中国南方航空や四川航空の直行便で成都から鄭州(CGO)まで2時間。鄭州から魯山大仏までタクシーで3時間。
・レージュンセッキャ大仏:ミャンマーのほぼど真ん中。最寄り空港はマンダレー国際空港(LYA)。昆明(KMG)から中国東方の路線がある。鄭州から昆明乗り継ぎでマンダレーまで移動。大仏まではおよそ150km、タクシーで3時間。
牛久大仏 から Laykyun Setkyar   Google マップ
(地図-A:牛久、B:楽山大仏、C:魯山大仏、D:・レージュンセッキャ大仏)

【旅行期間】6日~

【費用】20万円~。交通費が航空券だけで13万円~。宿泊は上海での日数次第だが6日間として4万円程度。現地移動3万円程度。

ご紹介いただいたのは…

tabinote編集部

(写真クレジット:tabinote、Wikipedia、royal-myanmar.com、Google)


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