360度の視界いっぱいに拡がる神秘の光景
最近メディアでもすっかり有名になったウユニ塩湖(塩原)。
乾季(5~10月頃)には見渡す限りの白い地平線が現れ、雨季(11月~4月頃)には鏡のように空が映り、遠近感や天地の境が曖昧な奇観を生み出す幻想的な場所です。塩原の面積は秋田県ほどもあり、高低差がきわめて少ない平滑な土地がこの光景をつくりだすのだそうです。
さて、テレビ画面では塩湖までタレントが専用車で移動していたりするように見えますし、とんでもない秘境で行くのが大変、というイメージかもしれません。
パッケージツアーを見てみると、値段も35~50万円程度とかなり高めです。
行きたいけど手が出ないと思っている方、予定調和の旅はつまらないと思う方、集団行動が苦手な方…、いっそ、個人手配し1人で行ってみましょう。
中南米は航空券も高いとはいえ、移動の実費だけなら実は20万程度。
移動距離が長く意外にマイルが貯まるので、少し高めのチケットでも希望の航空会社で行くという手もあります。そんな柔軟さも1人旅ならでは。
ウユニの中心部には旅行会社がずらりと並び、その場で同行者を見つけることも難しくありません。
【サンプル旅程】
ウユニ塩湖の最寄り都市はウユニ、ウユニはボリビアの中心都市ラパスからバスで10時間程度、飛行機で1時間程度。後述高山病のリンク参照のこと。
・羽田(HND)/成田(NRT)からマイアミ(MIA)まで11万円程度。往路・復路各12時間~。マイアミ(MIA)からラパス(LPB)まで6万程度、往路・復路各10時間程度。ラパスからはウユニまで夜行バスで2,000円程度、飛行機なら1時間・往復3万円程度。バスは夜通しで210kmを走り、悪路で有名。空路は欠航・遅延リスクあり。
ウユニの街で現地ツアー会社へ向かう。7人乗りチャーター車が7時間15,000円程度(1人2,000円程度)。塩のホテルに泊まる1泊2日のツアーで5,000円程度。
ラパスは標高3,600m、ウユニは3,700mと標高が高いため、高山病対策でチリのカラマ(標高2,200m)を経由し、高所に一日滞在してから向かうルートがある。カラマ自体にも世界最大のチュキカマタ銅山やアタカマ塩湖など見どころは多い。
・羽田(HND)/成田(NRT)からメキシコシティ・フアレス(MEX)まで11万円程度。往路・復路各16時間~。メキシコシティ・フアレス(MEX)からチリのサンティアゴ(SCL)まで(LPB)まで9万程度、往路・復路各11時間程度。サンティアゴ(SCL)からカラマは3万円台。航空券はラパスルートに比べ6万円程度高めになる。
※参考:高山病で死なないために-日本旅行医学会
【旅行期間】
最低7日~。
【費用】
ラパス-ウユニ間バス移動かつ塩湖一泊二日ツアーの場合、航空券17万+宿泊・移動諸経費5万円(マイアミ泊含む)で23万円~。ただし安いチケットの場合は旅行期間が7日以上になる可能性あり。ラパス-ウユニ間を飛行機移動の場合は26万円~。
ご紹介いただいたのは…
tabinote編集部
(写真クレジット:Wikipedia, Tourist Destinations, Google)