ベルギー第3の都市で夜景と街歩き、食を楽しむ
ブリュッセル、アントワープに次ぐベルギー第3の都市ゲントは、中世の輝かしい過去と、活気に満ちた現代とが美しく調和した街です。レイエ川とスヘルデ川が合流する地点に広がっているため、水辺の風景の美しさも格別。特に旧市街の中心となる広場コーレンマルクト近くのレイエ川の両岸は、壮麗なギルドハウスが建ち並び、川面に映りこむ建物が美しい絵葉書のような景観を形作っています。
そんな街だからこそ映えるのがライトアップ。専門家が設計をてがけ、賞を取ったこともあるゲントの夜景は一見の価値があります。夕暮れ時から夜にかけて町の至る所がライトアップされ、夜空に浮かび上がる中世の教会の尖塔や水面にきらめくギルドハウスなど、驚くほど幻想的な風景が広がります。その感動をぜひ心に刻んでください。
ゲントはまた、フランダース地方最大の大学の町で、居心地の良いカフェや手頃な値段のレストランが集まっています。「花の都」とも称されるように至る所に花が溢れ、ゆったりとした雰囲気が漂っているのも魅力。そして門外不出のベルギーの至宝、ファン・アイク(ヤンとフーベルト兄弟合作)によって描かれた祭壇画「神秘の子羊」は押さえておきましょう。フランドル美術の最高傑作と称えられるこの作品は、聖バーフ大聖堂に飾られています。
街には、土地の名産を展示販売している旧肉市場、おふくろの味ワーテルゾーイの名店、いつも行列している手作りマスタードの美味しい店、伝統菓子を集めた店や露店、ブリュッセル・ワッフルの元祖で絶品のワッフルが味わえるカフェMAXなど、美味しい旅も満喫できます。
【サンプル旅程】
成田(NRT)-ロンドン・ヒースロー(LHR)/アブダビ(AUH)など経由-ブリュッセル(BRU)、陸路でゲント
【旅行期間】5日~
【費用】15万円~
ご紹介いただいたのは…
ベルギー・フランダース政府観光局:広報ご担当 塚越友美 様
ウェブサイト http://www.hollandflanders.jp
パンフレットなど http://hollandflanders.jp/pamphlet.htm
※なお、旅程や予算はtabinote調べによるものです。
『見どころ』を推奨いただいた理由
ゲントは首都ブリュッセルと、ブルージュという人気観光都市の中間にあり、電車でどちらからも約30分程度とアクセスが良いものの、日本での知名度がまだあまり高くなく穴場となっています。行ってみて、とても良かったという感想が多く寄せられる街でもあります。夜景をゆっくり見るには、1泊してみたいところです。ハイシーズンは混む人気都市を避け、ゲントに泊まりながら周辺(ブルージュ、ブリュッセル、ダム)を観光するのもひとつの手ではないいでしょうか。治安もよく、夏は夜景を本格的に楽しめるのが10時頃となります。この時間に旧市街の中心を散策したことがありますが、女性一人でも安心だと感じました。
貴国への旅を検討中の方・旅行者に一言
ベルギーは、歴史、文化、伝統、そして現代の息吹を合わせ持つ魅力あふれる国です。ヨーロッパの首都でありながら、歩いて楽しめるのがうれしいブリュッセル、中世そのままの佇まいを残すブルージュ、ルーベンスの世界を堪能できるアントワープ、レイエ川沿いの建物と夜景が見事なゲントなど、様々な表情を持つベルギー・フランダースへぜひお越しください。
(写真ご提供:1枚目:ベルギー・フランダース政府観光局、3枚目・4枚目(C)Visit Ghent、2枚目・5枚目:(c)www.milo-profi.be、6枚目地図:Google)
- ゲント
- ゲントの街並み
- ライトアップ
- 祭壇画「神秘の子羊」
- 絶品ワッフル
- ゲント地図