独り旅がよく似合う、ウイグルツアー
西安、敦煌といった中国側の史跡はたくさんリッチなツアーがあるのでお任せするとして…、もっと薄ら乾いた気持ちで訪れたいのはウルムチ以西の辺境都市。ここは同行者を伴わず、1人で訪れるのが似合う。
「辺境」というと中国側からの見方になるが、多民族の行き交うバザールは今も昔も旅人の交差点。
碧眼のウイグル女性からブドウやハミ瓜を買ってウイグル語だらけのイスラム街を散策、モスクに夕日が沈む光景は旅情満点。
新疆ウイグル自治区のウルムチを起点に、トルファン、カシュガルといった都市を、できれば日数をながめにとってのんびり廻りたい。
主な見どころは天山、火焔山、ベゼクリク千仏洞、交河故城など。そしてなんと言ってもバザール。
都合がゆるせば中央アジアに抜けても良いが、要ビザの国が多いので注意。キルギスならビザ無しで立ち寄ることが出来る。
なお、このあたりは夏暑く、冬は非常に寒い。旅の季節はよく吟味して行くのが吉。
【サンプル旅程】
成田(NRT)/羽田(HND)-ウルムチ(URC)。ウルムチからトルファンは鉄道で3時間以内。ウルムチからカシュガルまで空路の場合、中国南方航空もしくは海南航空で2万円台。トルファンからカシュガルまで陸路の場合、南疆鉄道で天山山脈と茫漠たる砂漠を越える夜行列車に乗ることになる。
【旅行期間】最低8日~
【費用】航空券は7~8万円。プラス現地滞在・移動費。15万円~22万円程度。
・ウルムチ発着の現地ツアー:宿泊込み、専用車と日本語ガイド付、6日間1名参加:14万円程度
・天地日帰りツアー:日本語ガイド付、1名:3万円程度
・クルマチャーター:日本語ガイド付、8時間:2万円程度
・クルマチャーター:ガイド無し、8時間:8500円程度
この場合22万円。
鉄道の場合、現地で購入すると寝台一等(軟臥席)でウルムチ-トルファン80元、ウルムチーカシュガルが300元程度。ただし現地での入手はやや難易度が高い。日本でも代理店などを通して手配することができる。
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参考:
・China Highlights
・ふれあい中国
ご紹介いただいたのは…
tabinote編集部
(画像;1~5枚目:中国国家観光局、6枚目;Google)