tabinoteワタベです。
不定期連載として、世界のいろんな観光都市でのランニング体験を紹介します。
第4回はロンドン、ポートランド、パリに引き続き、ロサンゼルスとなります。
アメリカ西海岸の大都市、ロサンゼルスです。
気候的にはもうしぶんなく、年間を通して温暖かつ、カラッとして湿度の低い空気はランニングにぴったり。
一方でロサンゼルスは車社会。大通りはダンプだらけでほこりっぽく、怪しい雰囲気の路地に迷い込むことも。
そんなロサンゼルスにも、さがせばぴったりのランニングコースがあります。ここはガイド記事と私の経験から、いくつかをご紹介しましょう。
洋の東西を問わず、定番のランニングルートとは川沿い、湖沿い、海沿い、お堀沿いなどなど…要するに水のそば。平地の大都市であれば、水の近くは高低差が少ないため、走りやすいのです。
ロサンゼルスにはニューヨークやロンドン、パリのように市内を流れる大きな川こそありませんが、天下のサンタモニカ&ベニス・ビーチがあります。海岸沿いには全長35kmにおよぶサイクリングコース「Marvin Braude Bike Trail」(通称「The Strand」)が整備されており、もちろんランニングも可能です。
これまでは、クルマでないと訪問が不便だったこのエリア、2016年にメトロレイル・エクスポラインが延伸し、ダウンタウンから一本でいけるようになりました。ダウンタウンに泊まっていれば、ホテルから徒歩で「7th St /Metro Center駅」へ。そのまま「Downtown Santa Monica駅」まで所要およそ50分です。
サンタモニカで降り、絶景の埠頭を眺めながら南のベニス・ビーチ間までおよそ4km。往復で8km。手軽なジョギングにはぴったりで、つかの間のセレブ気分を味わえるかも。
20kmや30km平気だよ、という強者なら、いっそダウンタウンのホテルから走って行くのもおすすめ。ダウンタウンから西に向かいベニス・ビーチへ、北上してDowntown Santa Monica駅をゴールにします。ビーチで一服して、復路は鉄道で悠々とホテルに戻れます。この場合30kmコースですね。
もう1つ、通向けの定番コースがサンタ・モニカから海沿いを北上し、サン・ヴィンセント・ブルーヴァードに入るコース。
サン・ヴィンセント・ブルーヴァードは知る人ぞ知るランニングスポットで、地元のランニンググループが練習する姿も見られるなどガチ度高め。メトロで行くなら「Wilshire / Federal」駅で降り、西(海側)に向かって進むのがいいでしょう。
サンタモニカエリア以外では、天下の「グリフィス・パーク」もおすすめです。
・Griffith Park Jogging
北米最大規模の公園で、もちろんランニングコースも充実。
ダウンタウンに泊まっていれば、メトロのレッドラインに乗り「Hollywood / Western Station」で下車します。
敷地中には多くのランニングコースが整備されており、プチトレイル気分も楽しめます。動物園や天文台、マウント・ハリウッドなど名所も充実しており、写真でも撮りながら走っているとすぐに時間が経ってしまいます。もちろん展望スポットから市街を見下ろす景色も最高。
(出典:The Griffith Park welcome sign; CC BY-SA 3.0)
以上はいわゆる有名コースですが、離れたところに泊まっていれば行くのも面倒。そんなあなたなら、単純に宿をスタート/ゴールとして走ってみてはいかがでしょうか。
宿から数ブロック先に高級ショッピングモール「The Grove」があり、そこを目指して軽く走る計画を立てました。
軽くといってもそこはアメリカ、ワンブロックが1km近くあるのではという感じで、ダラダラ走っているだけでも結構な距離になりました。
まぶしい太陽のもと、すがすがしい気分で走り出しました。
途中にはトレーダー・ジョーズのような高級スーパーもあり、水分補給も楽勝です。
ゴールをスーパーにしておけばビールで乾杯できたのに、おしいことをしました。
ほどなく「The Grove」へ。ファーマーズマーケットが併設されており、フレッシュジュースを補給します。
さて、モールを過ぎて「The Grove」に隣接する巨大な公園に入ります。コンクリの建物はジェノサイド博物館だそうで…、思いがけず見学に入ります。汗だくですいませんと言いながら受付に行くと、結構ジョギングの途中で寄る人も多いようでした。
仮にダウンタウン近辺に泊まっていたとしても、基本同じで、そのまま周辺を走ってみましょう。
一歩路地に入るとホームレス街にでくわすこの界隈。リュックを背負って足を踏み入れるにはちょっと勇気がいりますが、ランナーなら誰も気にしません。ランニングは、立ち入りにくいエリアに潜入するいい方法だと思っています。
以上、ロサンゼルスのランニング情報でした。太陽の光が強い時期にはサングラスと日焼け止めをお忘れなく。