tabinoteハマです。
先日、日本海きらきら羽越観光圏さんにご協力いただき、観光地の「いま」を発信という記事を配信させて頂きました。
「Go To トラベルキャンペーン」に向けお力添えになれたら、という思いでまとめさせて戴いたものでしたが、こちらとお知り合いになる機会となったのは、山形県鶴岡市、酒田市、秋田県にかほ市の取材をさせて頂いた事がきっかけでした。
取材記事の配信時期を考えあぐねておりましたが、全国的にキャンペーンが始動したこのタイミングで順次公開させて頂こうと思います。
今回は山形県鶴岡市を、2回目は山形県酒田市、3回目の記事では秋田県にかほ市の旅をご紹介させていただきます。
※現時点では東京都に居住する方の旅行はGo To キャンペーン対象外となっています。感染リスクを避けた旅行にご留意頂けます様お願い致します。
※また、7月最終週に山形県が豪雨に見舞われましたが、幸いなことに記事で紹介する地域の観光施設は概ね被害はなかったということです。
記事中に出てくる食材やお酒など、通信販売でも手に入るものもありますのでぜひ探してみてください。
1日目:山形県鶴岡市
山形県鶴岡市は、徳川譜代藩で徳川四天王の筆頭でもあった「酒井忠次」を祖とする「酒井家」が治めた、庄内藩十四万石の城下町です。
鶴岡市はその中心部に今も多く遺る明治大正期のモダンな建造物や、出羽三山(羽黒山、月山、湯殿山)を望む美しい山々の風景が見どころで、夏は海水浴と温泉が楽しめる湯野浜温泉をはじめとする各温泉、四季折々の海や山の幸、藤沢周平原作の映画のロケ地などにも多く利用されているなど、様々な魅力に溢れています。
【鶴岡】つるおか食文化市場 FOODEVER(フーデェヴァー)
東京駅から上越新幹線で新潟駅へ。新潟駅から在来線の特急いなほ1号に乗り、日本海が続く車窓を楽しみながら鶴岡駅に到着しました。
早速、鶴岡駅直結のFOODEVERへ向かいます。
こちらは鶴岡市観光インフォメーションを始め、鶴岡や庄内産の新鮮な食材が食べられるフードコート、マルシェなどが併設された魅力的な施設です。
酒BAR & WINE BAR 彩鶴は、サイトで見た時から行ってみたかったのですが…残念!営業時間外でした。
こちらでは約60〜80銘柄の地酒、限定酒を中心に少量(500円〜)から飲み比べることが出来るそうです。
日本酒が苦手な方は、地元ワイナリーのワイン、地ビール、リキュール、ノンアルコールもあるので大丈夫だそうです。ともあれ、行きたかった…。
飲みたい気持ちを我慢して(笑)、地元産のジェラートを、「食の都庄内」親善大使・「庄内浜文化伝道師マイスター」を任命されている奥田政行さん監修のお店、イタリア料理店「ファリモナーレ」に併設されているカフェ「ファリナモーレ・ドルチェ」で頂きます。
【鶴岡】蔵屋敷 LUNA(ルナ)
築170年の元酒蔵をそのまま再利用された和食を中心としたお食事処で、庄内の厳選した旬の食材を使った素敵なランチを頂きました。
新鮮な鰆の塩麹焼きや、色どり鮮やかな地元野菜のサラダのあと、いよいよメインです。
【鶴岡】鶴岡市立加茂水族館(クラゲドリーム館)
こちらの水族館はクラゲ展示種類数世界一を誇る世界初のクラゲ水族館という事で、直径5mの円形大水槽で泳ぐ約1万匹のミズクラゲが圧巻のクラゲドリームシアターやクラネタリウム(クラゲ展示室)を求めて、多くのクラゲ好きが日本各地はおろか世界からも訪れるそうです。クラゲ以外にも、アシカやアザラシを見られる海獣ゾーン、ウミネコのえさやりが出来るプログラムや、庄内の海の魚をリアルにわかりやすく展示するコーナーなど、ここでしか観られない展示がいっぱいありました。
庄内の海や川に生息するものだけを展示し、その魚を使った商品のポップや、真鱈の泳ぐ横に郷土料理「寒だら汁」のレシピが掲示されていたりと、食育とはこういう事だよなあと改めて教えてくれる展示です。
暖流に乗って日本海を北上し冬の低水温で動けなくなり、庄内浜に打ち上げられた子供のウミガメを保護している、ということを紹介する水槽があったりと、環境保護についても考えさせられる展示もありました。
もちろん一番の見せ所はクラネタリウム(クラゲ展示室)です。
クラゲドリームシアターで展示されている約1万匹のミズクラゲは、全てこの加茂水族館で繁殖させた物との事。その高い繁殖技術と飼育努力に頭が下がります。
クラゲの絵力が強すぎたので、短いですが動画もアップしました。
幻想的なアトランティックシーネットル。こんなに悠然と泳ぐのに毒は強く、ミズクラゲを給餌しているそう。
https://youtu.be/sfGOcBsnSco
クラゲドリームシアター
https://youtu.be/mr8wAzkddV0
〒997-1206 山形県鶴岡市今泉字大久保657-1
TEL 0235-33-3036
年中無休(通常 9:00~17:00、夏休み(7月20日~8月20日) 9:00~17:30、最終入館 閉館30分前まで)
JR鶴岡駅よりバスで約30分、庄内空港よりタクシーで約20分
【鶴岡】湯野浜温泉 龍の湯
加茂水族館から車で10分ほどで湯野浜温泉に到着します。この日は、龍の湯に宿泊しました。
こちらの龍の湯は昭和3年辰の年にお湯が見つかりその翌年開業。
昭和初期に移築した酒屋の蔵をギャラリーとして代々伝わる雛人形の展示や各種イベントなどを行っている大変珍しい旅館です。
温泉は、神経痛や貧血などに良い「アルカリ性単純泉」と、慢性婦人病などに良い「塩化物泉」の2種類が1度に楽しめ、その効能は女性としても非常に嬉しいもの。
水明の湯と名付けられた、露天風呂、内湯2種類、打たせ湯などは広々してとても気持ちが良いお湯でした。
さてやっとお酒です!ここまで我慢してよかった…!
こちらの意味を後日冨士酒造さんに伺うことができたのですが、生が活きている=殺菌していないお酒、つまり「酵母が持つ特有の吟醸香や味わいが、火入れで失われていない」「生」の状態で楽しんでいただけるという意味で「なまいき」と言う名前になっているそうです。
日本酒度+6の辛口ですがフルーティで、余計な雑味もなく非常に飲みやすかったです。
お酒のアテは、そばの実をむいて茹でた郷土料理という「むきそば」や、オススメだった「鰆の焼霜造り」などを頂きました。
〒997-1201 山形県鶴岡市湯野浜2-4-47
TEL 0235-75-2241
JR鶴岡駅より車で約30分、庄内空港より車で約10分
JR鶴岡駅、庄内空港より無料シャトル便(要予約)
1日目:鶴岡市 | 2日目:酒田市 | 3日目:にかほ市