tabinoteワタベです。
旅先での市場巡りが楽しみという方も多いのではないでしょうか。
今回は2016年2月に訪れたベルリンの屋根付き市場・マルクトハレをご紹介します。
もともとベルリンには14の公設市場があったそうですが、2度の大戦によって大きな被害を被りました。戦後になって再建され、近年ではリノベーションのお陰もあって人気スポットとなっています。
マレクトハレ・ノイン(Markthalle IX)
1891年開設という由緒ある市場で、9番目であることから”ノイン”と名づけられました。2011年に古い建物をリノベーションするかたちで再オープン。以来あらゆるガイドブックで取り上げられるようになり、たちまち人気観光地の仲間入りをしました。
倉庫のように天井の高いかつての屋内市場の中には、ハム、チーズ、パンなどの食材や調理雑貨からお総菜までさまざまな店が入っています。
日本人旅行者からすると意識高め感があちこちにただようベルリンにおいても、この市場の高次元意識はかなりのもので、ほとんど宇宙人クラス。店舗もパッケージも売り子もまことにスタイリッシュであります。
ハンドメイド、地産地消、ファームトゥテーブル、ノンGMO(遺伝子組み換えなし)、オーガニック(ビオ)、グルテンフリー、エコロジー…、この辺のめくるめくキラキラワードにあふれかえっています。
日本食の屋台でつまみを買い、クラフトビールでも飲んでいるとつい詩でも吟じたくなるような気分に…。
と思ったら結構ダサいスーパーが奥にあったりして、ほっこりします。
周囲はトルコ系住民の多いクロイツベルグエリア。周囲には面白い店も沢山ならんでいます。
営業時間は10時~18時頃(カフェはもうちょっと閉店が早い)。木曜の夕方は「ストリートフードデイ」となり、多くの屋台が並びます。
https://markthalleneun.de/
マールハイネッケ・マルクトハレ(Marheineke Markthalle)
マールハイネッケ・マルクトハレは2007年にオープン。
肉、シーフード、チーズ、デリなどなどが整然とならび、高級スーパーかデパ地下かといった感じ。
マレクトハレ・ノインよりもオシャレ度は若干低い感じですが、食材のバリエーションや華やかさ、そしてハイソ度はこちらが上かなというグレード感。
まあ、安くはないです。宿の近くにあった安スーパーの相場感からすると2倍・3倍、それどころか…というレベル。
レストランや飲み屋も沢山あります。混みあっていて入りませんでしたが…。
2階には菜食主義者御用達のヴィーガンスーパーがあります。
この店の品揃えがすごい。シリアル、飲料、お菓子なんかは当たり前として、ウインナー、七面鳥の丸焼き、そしてペットフードまで、動物性原料を使わず脅威の再現!好きだからヴィーガンを続けているのかなと思ったのですが、結構ガマンしてる人もいるんですね…。
サンドイッチなんかのテイクアウト屋もありました。
営業時間は9時~20時。わりと遅くまで開いているので便利です。
http://meine-markthalle.de/en/
以上、ベルリンの屋根付き市場をご紹介しました。
次回は青空市や蚤の市などもハシゴしてみたいと思います。それでは。