気軽に国内線LCCの旅 ~突発福岡ツアー

ここでは、tabinoteを使った旅行の体験や知識を共有していきたいと思います。お得情報や旅のコツ、旅の楽しさを分かち合う場としてご活用いただければと思います。

(注:本事例は2013年5月時点の予約可能なプランおよび費用にもとづいており、実際にtabinoteスタッフが体験した旅程と写真を使用しています。)

LCCは不安?乗ったらハマる! ~96%が「また乗りたい」

日本初のLCC、ピーチが関西国際空港に就航して1年あまり。 普段LCC(格安航空:Low-Cost Carrier)情報をウォッチしているtabinoteとしては、LCCもすっかり日本の空に定着したかに思っていましたが、まだまだ利用率は低いようです。 「LCC国内線利用率2%未満 格安なのになぜ?」/SankeiBiz(2013/1/27) http://www.sankeibiz.jp/business/news/130127/bsd1301270825000-n1.htm 上は過去の利用経験を聞いているようですので、新しいLCCには不利な調査かもしれません。しかし、まだまだLCC経験のある方は少ないようですね。 皆さんのLCCに対するイメージはどのようなものでしょうか。 「遅延・欠航の不安」や「安全面の不安」が多いようですが、国内線であればほとんど遅延も無く、欠航してチケットを買い直しても従来の航空会社よりもずっと安く済みます。 それに、安全性の面ではLCCは決して安かろう悪かろうではありません。LCCは決まった路線を飛ぶことが多く、同一の最新機を数多くそろえるために運航や整備のノウハウという点でむしろ従来の航空会社よりも有利な場合もあるのです。 実際にLCCを体験した方の満足度は非常に高く、利用者の継続利用は96%、非利用者でも63%に達するとのデータがあります。「じゃらん国内線LCC利用実態調査 2013」/リクルート(2013/3) http://www.recruit-lifestyle.co.jp/news/travel/news625_20130307.html

LCCは不安?乗ったらハマる! ~96%が「また乗りたい」

お得で便利なLCC。tabinoteとしても料金的な魅力だけではなく、片道手配が容易で旅の可能性が広がるという点から積極的にLCCを推しているのですが、いきなり海外となると不安という方も多いですよね。特に、海外で大きく遅延したり欠航したりしたニュースなんかを耳にしてしまうと、二の足を踏んでしまう方も多いかも。 そんな方、LCCの国内線を体験してみませんか。 国内ならトラブルがあっても対応しやすいですし、気軽にチャレンジできるのではないでしょうか。 なんと言ってもLCCは安くて機能的。一度体験すると旅の可能性がグンと広がりますよ。

お得なチケット入手の方法! ~思い立ったらすぐ予約

既にご利用の方や会員登録をしている方はご承知でしょうが、LCCは毎週のようにバーゲン・キャンペーンを行います。時折、数百円もしくはそれ未満の価格でチケットを売り出すこともあります。 バーゲン情報はメール、FacebookやツイッターなどのSNSを通じて行われます。また、大規模なセールは事前に予告メール(もしくはFacebookページなどの更新)で知らせが来ることもあります。 バーゲンを利用してお得に行きたいなら、まずはメルマガに登録しておきましょう。 ついでに会員登録、必ず一緒に行きそうな同乗者の登録、カード情報の登録などもしておきましょう。 なぜかと言いますと、チケット予約は3つの手順があります。

  • 1:どこに行くか選ぶ・・・[日付選択]→[出発地・目的地選択]→[人数選択]
  • 2:便を選ぶ・・・[乗車便とチケット(価格)の選択]→[オプション・座席などの選択]
  • 3:旅行者情報と決済・・・[旅行者情報の入力]→[決済]

くせ者が3です。バーゲンの時などは3の部分を最初から入力しているとその間にあっという間に席が売り切れてしまいます。可能であれば、今旅の予定が無くともLCC各社のサイトであらかじめ会員情報を登録しておき、個人情報などをすぐに反映できるようにしておいた方が買い逃しのリスクが低まります。各社のサイトをあらかじめ見ておいて、できれば購入寸前まで進めてみましょう。流れがイメージ出来ます。

メルマガ登録のお勧め

こちらも参考になります。

運悪く都合のいい日にキャンペーンやバーゲンが利用できなかった場合でも、概ねLCCの方が安いことが多いですが、場合によってはJAL、ANAなどの従来型のフルサービス航空会社の方が安いことがあるかもしれません。特に出発日が先の場合はよく比較検討しましょう。迷ったらtabinoteにお問い合わせを(笑)。 実際のチケット予約の方法はこちらをご参考ご覧下さい。 エアアジア・国際線の事例ですが基本的に他社・国内線でも同様です。

事例:エアアジアで行く福岡1泊2日弾丸ツアー

以降は、tabinoteスタッフの実体験に即して東京-福岡ツアーの様子をご紹介します(内容は2013年4月時点です)。

きっかけ~予約まで

tabinoteスタッフ2名でエアアジアを利用し福岡に行来ました。 きっかけはエアアジアのセールです。札幌or福岡が「2,480円~」という価格につられ、つい予約を取ってしまいました。

予約の仕方はこちらの通りです(再掲)。

結果的には2,480円の日をおさえることが出来ませんでしたが、往復8,000円程度で予約を取ることが出来ました。 決済はコンビニ払いを選択しました(エアアジアはコンビニでの支払いやATM決済が利用できます;詳しくはこちら)。実はこれには素晴らしいメリットがあります。 万一チケット購入後に予定を変更したい・キャンセルしたいという場合、通常LCCは返金が効きません(キャンセル可能なオプションを選択していれば可能ですが高額です)。 ところが、コンビニの場合には期限までに支払わなければそれでキャンセルになります。今回はバーゲンで速攻席を確保したかったため日程の確認が間に合わず、予定が変わる可能性があったためにこのような方法をとりました。支払期限までのわずか数日ですが、キャンセルの可能性がある場合にはお勧めです(その分、支払手数料が420円とカード決済の200円に比べやや高くなっています)。 コンビニで支払った後はこのような予約確認メールが来ます。

出発日が近づいてきたらWebからチェックインをします。 Webチェックインとはオンラインでの搭乗確認で、この手続きを経るとチケットをPCなどから印刷することができます。LCCは多くがWebチェックインをお勧めしています。空港カウンターでのチェックインはクローズ時間が早かったり、手数料が追加に取られる場合があるためです。 こちらもご参照下さい。

旅行当日:成田空港

この日のフライトは8時15分。国内線の場合チェックインは2時間前~45分前までです。そのため成田に午前7時には着いておく必要があります(国際線や預け入れ手荷物がある場合には遅くとも2時間前くらいに着いておきたいところです)。 より早いフライトでしたら前泊か、夜行高速バスを使うのが便利です。 今回、成田空港への移動は早朝の京成シャトルバスを使いました。 http://www.keiseibus.co.jp/kousoku/day/nrt16.html 何と言っても東京駅から成田まで900円という価格が魅力です。以前は期間限定と銘打っていましたがすっかり定期運行となりました。決済は楽天トラベルもしくは発車オーライネットです。

クルマをお持ちなら成田の駐車場まで自家用車で移動という荒技もあります。 安いところなら1日500円程度という所もありますのでマメに探してみましょう。ただし繁忙期は航空券以上に早く埋まってしまうこともありますので早めの手配が必要です。 さて、バスは空港に定刻で到着しました。

事前に印刷したチケットを持ち、成田空港1階のエアアジア国内線カウンターに向かいます。3階は国際線ですので間違わないようにしましょう。
今回は預け入れ手荷物も無いため、カウンターでチケットに捺印してもらいセキュリティチェックを越えればもう搭乗を待つだけです。
搭乗口の待合です。LCCの搭乗ゲートは簡素な作りです。

旅行当日:福岡着

今回は定刻通りの出発でした。2時間のフライトで福岡に到着です。 空港から地下鉄空港線でわずか2駅目が博多駅、わずか5分で市の中心までたどり着けます。この空港アクセスの良さは素晴らしいですね。 地下鉄は東京と同じく携帯が通じます。
博多駅は梅田駅や京都駅を彷彿とさせるスケールです。 街には明太子、ベスト電器、タマホームの看板があふれています。
ガイドブックも地図も無い突発旅行。JR九州の特急が人気とのことで、駅まで移動し近隣の大都市、小倉に移動しました。往路で利用したのは「特急きらめき」です。デザインは水戸岡鋭治氏によるもの。かっこいいですね。 九州は九州新幹線の開業で盛り上がりました。福岡を拠点に、鹿児島や熊本、長崎といった主要都市まで新幹線や特急で1~2時間で到着することができます。
1時間で小倉に到着しました。ここから下関や門司港といった観光地も至近です。

日帰りで再度福岡市内へ。やはりJR九州の特急です。復路は白い特急「ソニック」。
その日は街を散策し、街を満喫しました。 LCCのお陰で移動が安く済んだ分、ホテルや食事の費用に余裕が持てるのも嬉しいところです。

翌日:成田戻り

翌日は慌ただしく散策を再開。 博多と言えば豚骨ラーメンというイメージですが、実は地元のソウルフードはうどんだそうで、博多うどんのお店をあちこちで見ました。 意外な盲点だったのは、朝食を出すお店が少ないこと(探し方が悪かったのかも知れませんが…)。ホテルで朝食をとらなかったため空腹を抱えてかなりの時間街をうろつく羽目に…。朝開いているお店をチェックして行くか、ホテルで朝食を予約しておく方が良いかも知れません。

午後2時のフライトで戻りました。

往復にかかった飛行機代は今回わずか8,000円程度です。 新幹線なら東京から名古屋や新潟までの片道分にも満たない費用ですが、九州まで足を伸ばすことが出来ました。LCCによって飛行機での旅が変わりました。帰省や出張、長期休暇といったきっちりした予定が無くとも、「たまたまチケットが買えた」「週末ちょっとリフレッシュしたい」「福岡でもつ鍋が食べたい」というような、本当に気軽な理由で飛行機に乗ることができるようになりました。条件によっては従来の飛行機会社の方がお得な場合もありますが、敷居を一気に下げてくれたことは間違いありません。 お得で機能的なLCC、未経験の方は是非体験してみては如何でしょうか。


◆最低価格保証バナー◆