LCCで行く台湾 ~スクートとAirbnbを使った台北・台中3泊4日

ここでは、tabinoteを使った旅行の体験や知識を共有していきたいと思います。お得情報や旅のコツ、旅の楽しさを分かち合う場としてご活用いただければと思います。

(注:本事例は2013年1月時点の予約可能なプランおよび費用にもとづいており、実際にtabinoteスタッフが体験した旅程と写真を使用しています。)

エアとホテルを予約

tabinoteスタッフの田口です。今回は2013年1月に行った台湾旅行をレポートします。
2012年10月、シンガポール航空傘下のLCCであるSCOOTが日本に就航しました。就航路線は成田から台北を経由してシンガポールまでです。今回は途中の台北まで乗ってみることにしました。
就航記念のバーゲンセールで運賃はなんと諸経費込みで¥18,432!!驚くべき安さです。

せっかくなのでホテルも倹約してみようと思い、以前から興味があった「airbnb(エアー・ビー・アンド・ビー)」というサービスを試してみることにします。

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「airbnb」は、自宅の空きスペースや空き時間などを有料で貸し借りできるウェブサービスです。2007年にサンフランシスコでサービスが開始され、現在は世界192カ国、30,000を越える都市に26万件の物件が用意されています。

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実際に「台北」で検索してみたところ、100件以上ヒットしました。その中から都心部に近く比較的安い物件を絞り込んでいきます。

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台北中心部にある1泊4,637円の部屋を見つけたので、ここにしてみることにしました。
予約の手続きを行います。

airbnbオーナーのMattからすぐに返事が来ます。
以後、LINEを使用し、訪問前までに飛行場から部屋までの行き方、ドアの開け方、台北市内での交通について、SIMカードの購入法など、何度もコミュニケーションを取り情報を入手しました。
単に安い宿というだけではなく、現地在住者から事前に情報を入手できるのは大きなメリットと感じました。

1日目:Scootで行く台北

京成スカイライナーを使い成田空港第一ターミナルに向かいます。

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Scootのカウンターはすぐ見つかりました。預ける荷物はないので書類チェックだけです。

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いよいよ搭乗です。ScootはLCCには珍しく大型のB777を使用しています。機内は標準的なLCCの客室でした。
3時間半ほどのフライトで台北桃園国際空港着。入国審査を受けいよいよ台湾入国です。

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Mattに教えてもらった通り空港内には3つの携帯キャリアショップがありました。

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その中の1軒でプリペイドSIMを購入しました。
5日間ネット使い放題+通話少しで500台湾ドル(1台湾ドル=約3円)です。
持参したDoCoMoのGalaxy S3(SIMロック解除済み)を差し出すと、受付のお姉さんがアクティベーションもすべてやってくれました。

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桃園空港から市内まではかなり距離があります。シャトルバスの切符を買って宿まで向かいます。運賃は145台湾ドルです。アジア全体に言えるのですがバス車内の冷房が寒いので上着が必要ですね。
教えてもらった停留所で降り、そこから宿まではタクシーに乗りました。
住所を漢字で書いた紙をドライバーに渡すとすぐに理解してもらえました。やはり漢字が通じる中華圏はいいですね。

airbnbここがMattの宿です。一階が商店になっているごく普通の雑居ビルです。
教えられたとおりドアホンを鳴らします。
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すぐにMattのガールフレンドが扉を開けてくれ、部屋に通してもらいました。
これが僕のベッドルームです。4畳半程度ですがベッドやシーツも清潔で快適です。

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キッチン、リビング、シャワーなどは共用になっています。ベッドルームは3部屋あるようです。
鍵の使い方などの簡単な説明を受けました。英語ですがゆっくり話してくれたのでちゃんと理解できました。

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すでに夕方になっていますが街に出てみることにします。路線バスに乗ってMTR(地下鉄)の東門駅というところで下車しました。

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日本でも有名な水餃子の店、 鼎泰豐(ディン タイ フォン)がありました。

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MTRに乗ってみることにしましょう。EASY CARDというプリペイドカードを購入します。1000台湾ドルですが3日間でちょうど使いきりました。

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事前に調べておいた台北で最も有名な夜市、士林夜市に来ました。
日曜日ということもあり大変な人出です。

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練り物、串物、フルーツ、おでん、様々な屋台があり目移りします。

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美食区という看板を見つけたので降りてみます。

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どうやらフードコートのようです。シーフードを中心に美味しそうなレストランがたくさんあります。

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ステーキを注文、特大のオージー・ビーフ、おいしゅうございました。ビールとあわせて190台湾ドル(約570円)です。安い!
MTRで宿に戻り

2日目:台南市に日帰り旅行

2日目は8時半に起床、夜は少し冷えました。
とりあえず朝ごはんを食べに出かけます。

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近所のパン屋でたまごサンドとコーヒーを購入。店内で食べました。

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さっそくバスに乗って行動開始です。きのう買ったEASY CARDが使えます。

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東門市場に来ました。

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朝市をやっていると聞いたのですが、来るのが遅すぎたのでしょうか、どこも閉まっていました。

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気を取り直して地下鉄に乗ります。どの駅も新しくて清潔ですね。

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西門という場所に来ました。ここは東京で言うと渋谷のような若者が集まる繁華街です。
ここも月曜日の午前中だからでしょうか、どの店も閉まっています。

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それではということで、台湾高鐵(新幹線)に乗って、台湾中部の都市、台中に行ってみることにします。
切符は自動販売機で、英語メニューがあるので安心です。

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切符はカードタイプです。台中まで675台湾ドル(約2000円)。

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台湾高鐵の車両は日本製です。

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車内は本当に新幹線そっくり。

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1時間ほどで台中駅に到着します。
しかし、駅前広場に出てみるも、周囲になにもありません。

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どうやら台中市内にはここからローカル線に乗って行くようです。
新横浜駅や岐阜羽島駅のような感じでしょうか。

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10分ほどで台中駅に到着です。
クラシックな駅舎がいい感じです。
さて、駅前をブラブラしてみましょうか。

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駅前から数ブロック歩いたところになにやら大行列を見つけました。
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後でネットで調べたのですが、宮原眼科という菓子店のようです。
古い病院を改装して造られたとてもユニークな建物です。

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図書館を模した内装もとても凝っており、まるでテーマパークのようでした。これは人が集まるのも当然でしょう。

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小腹が減ったので目についたレストランで肉麺を食べました。おいしかった。
その後も台中市内をひたすら歩き回り、17時ごろに高鐵に乗って台北に戻りました。
さすがに疲れたので宿で3時間ほど休憩しました。

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今夜は宿の近所の夜市に向かいます。きのう行った士林夜市より規模は小さいですが、それでも大勢のお客様で賑わっています。

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屋台で食べた肉麺。薄味の出汁がいい感じです。

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この屋台(屋外食堂?)が本当においしくて翌日も行ってしまいました。

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お気に入りの肉躁飯。そぼろ肉とザーサイにタクアン。日本人好みの味です。
ビールでいい感じに酔っ払って2日目終了です。

 

3日目:理想の本屋を見つける

9時半に起床。この日は仕事があったので、午前中は近くのカフェで過ごします。台北には無料の無線LANを開放している店が多くノマドワーカーにも優しい街です。

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世界第三位の高層ビル「台北101」を眺めながら散歩。空気が冷たくて気持ちいいです。

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facebookで友人に勧められていた誠心書店という大型書店にやってきました。

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センスのいい洗練されたディスプレイ、ゆったりしたスペース、そしてたくさん用意された店内の本を自由に読める椅子。すばらしい、理想の書店です。

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台湾と香港のガイドブックを購入しました。もちろん中国語ですが、僕は日本のガイドブックよりも好みです。

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店内にはフードコートも用意されています。台湾料理だけでなく、中華、和風、洋風、韓国、イタリア、ファーストフードなど世界中の料理を楽しむことができます。

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日本風のカレーは「日式カレー」と呼ばれ台湾以外でも香港などアジア全域で流行しているようです。
このカレーはご飯のではなくパスタという少し変わり種です。でもおいしかったですよ。

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さて、今夜もきのうと同じ夜市に来ました。徒歩圏内にこんな屋台街があるなんて、ほんとに台北市民がうらやましいです。

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きのうと同じ肉躁飯とワンタンです。本当においしい。

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牡蠣のオムレツです。これは自分的にはいまいちでした。
他にも串やフルーツなどを買食いしてお腹いっぱいになりました。22時には就寝です。

4日目:九份訪問

あっという間に最終日です。10時には荷物をまとめ、Mattに挨拶して宿をチェックアウトしました。
へたな安ホテルよりもずっと快適な滞在を楽しめました。 Air BNB 使えますね。

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荷物を引っ張って台北駅に来ました。巨大な吹き抜けの切符売り場。気持ちのいい空間です。
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コインロッカーもあるのですが、今回は駅の隣にある荷物預かり所にスーツケースを預けました。
身軽じゃないと疲れちゃいますからね。

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今日は台北から電車で1時間ほど離れた場所にある九份というところに向かいます
ローカル線の切符を購入します。

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アヒルのような可愛い顔をしたローカル線車両です。

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瑞芳という駅でバスに乗り換えます。残念ながら雨が降ってきました。
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バスはどんどん山を登り、30分ほどで到着です。

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九份の商店街です。
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狭い路地に土産物屋や食堂、雑貨店などが並びます。
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千と千尋の神隠しの背景モデルとも言われている古風で独特な建物がたくさん残っています。
ここは戦前には鉱山として栄えていたそうです。
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有名な台湾映画、侯孝賢監督の「悲情城市」の舞台にもなっています。

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帰りは電車ではなく直通のバスに乗りました。帰りのバス停は行きと少し場所が違うので注意が必要です。

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台北市内で最後の夕食、牛肉麺です。

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翌日は朝6時という早朝便なので空港付近のホテルに泊まりました。4時起床と厳しいスケジュールですが、航空券代安いのでまあ仕方がありません。
というわけで、行き当たりばったりの4日間、今回も楽しい旅になりました。

明細

航空券代(成田〜台北往復) ¥18,432
ホテル代(3泊) ¥15,200
ホテル代(1泊) ¥9,189
交通費(自宅〜成田往復) ¥2,800

【旅行1日目】

★プリペイドSIM TWD500 ¥1,500
★肉ご飯 TWD150 ¥450
★エアポートバス TWD145 ¥435
★タクシー TWD80 ¥240
★バス TWD30 ¥90
★オレンジジュース TWD30 ¥90
★プリペイドカード TWD500 ¥1,500
★夜市でステーキとビール TWD190 ¥570
★お焼き TWD30 ¥90
★コンビニでビールとつまみと歯ブラシ TWD150 ¥450

【旅行2日目】

★パンとコーヒー TWD 65 ¥195
★新幹線 TWD 650 ¥1,950
★ローカル線往復 TWD60 ¥180
★牛肉麺とレモンティー TWD60 ¥180
★スマホアダプター TWD100 ¥300
★ガイドブック TWD120 ¥360
★コーヒー TWD25 ¥75
★バスタオル TWD300 ¥900
★新幹線 ファーストクラス TWD1,000 ¥3,000
★細麺 TWD40 ¥120
★肉ご飯 TWD30 ¥90
★オレンジジュース TWD35 ¥105
★いちご TWD30 ¥90
★ビール TWD48 ¥144

【旅行3日目】

★コーヒー TWD70 ¥210
★カレーとレモンティー TWD150 ¥450
★夜市ガイドブック TWD300 ¥900
★タクシー TWD100 ¥300
★肉躁飯、肉団子スープ TWD60 ¥180
★牡蠣オムレツ TWD30 ¥90
★ビール TWD50 ¥150

【旅行4日目】

 ★手荷物預かり TWD34 ¥102
 ★ベーグル&コーヒー TWD90 ¥270
 ★電車(台北>瑞芳) TWD60 ¥180
 ★バス(瑞芳>九份) TWD30 ¥90
 ★ソーセージ TWD20 ¥60
 ★ビール TWD30 ¥90
 ★コーヒー TWD120 ¥360
 ★サウナ TWD250 ¥750
 ★エアポートバス TWD60 ¥180
 ★タクシー(ホテル>空港) TWD100 ¥300

日本円合計:¥63,687

※1台湾ドル =3円計算(2013年1月初旬レート)


VELTRA