tabinote田口です。去年の8月にベトナムのジェットスター子会社、ジェットスター・パシフィックが僕の住むチェンマイ(タイ)とドンホイ(ベトナム)間に就航しており、以前から気になっていたので乗ってみることにしました。
ベトナムはホーチミンシティに一度だけ行ったことがありますが、ドンホイという街のことはまったく聞いたことがありませんでした。
調べてみると、南北に伸びたベトナムのちょうど真ん中あたり、首都のハノイとビーチが有名なダナンの中間(ダナン寄り)にある海沿いの街のようです。
よくわかりませんがとりあえず1泊目のホテルだけ予約して向かってみることにしました。
つまらなかったらハノイかダナンに移動すればいいしね。
チェンマイ~ドンホイ便は金曜と月曜の週2便のみ、あまり需要はなさそうです。
なんとボーディングタイムが30分も前倒しされての出発です。早く空港に行っておいてよかった……。
1時間強でドンホイに到着。予想以上に小さな空港でした。
飛行機は当然沖止め、特に注意されることもなく写真も撮り放題です。
入国手続を済まし到着ホールに着いたのですが、なんと両替所はおろかATMすらない!!!
さすがにこのパターンははじめてです。しょうがないのでタクシー運転手と交渉、途中でATMにおろしてもらいベトナムドンを引き出し無事ホテルにチェックインしました。
タクシー料金は10万ドン(約500円)とまあ普通ですね。
以前ホーチミンに行った時は米ドルもそれなりに使えたような記憶があったのですが現在は現地通貨ベトナムドンが主流のようです。
100,000ベトナムドンが約500円とかなり桁が大きいので金銭感覚は慣れるまで混乱しますね。
もう暗くなってしまっていたので付近を少しだけ散歩してこの日は休みます。
翌朝、ホテル併設のオープンカフェで朝食とベトナムコーヒーをいただきます。
ドンホイの街を歩きます。川沿いにはベトナム戦争の際に爆撃された教会がありました。
しかし予想以上に暑い!!!15分ほどで力尽きカフェに入ります。
特濃コーヒーに練乳を混ぜて飲むスタイルなのがベトナムコーヒー。普段はホットしか飲まないのですがことベトナムコーヒーに関して言えば断然アイスですね。というかホットはちょっと濃すぎて飲むのがつらいです。
昼食もここで済ませてしまいます。普段食べているタイ料理とはかなり味付けの感じが違いますね。
ホテルで夜まで休憩し、夕食を探しに歩いていたら見覚えのある着ぐるみに遭遇!
ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。そう、ジョリビー君ですね!
ジョリビーとはフィリピンの国民的ファーストフードチェーン。世界でも稀有なマクドナルドにシェアトップを奪われなかったドメスティックなチェーンなのです。
メニューはフライドチキン主体、パスタやライスなどもあります。
圧倒的に茶色いのが特徴です。僕は本当にジョリビーが好きで見かけるたびに入るのですが、現在アジアで展開している国は、フィリピン、ベトナム、香港、シンガポール、ブルネイのみと限定的。早く日本やタイにも進出してほしいものです。
しかしドンホイ、泊まった場所も悪かったのかとにかくホテルの周りになにもありません。歩きまわってようやくみつけたローカル食堂。
メニューもすべてベトナム語表記だったのでお姉さんにお任せ。イカの煮たのとエビの佃煮みたいなものが出てきました。うんめぇ!!!ご飯が進みます。
バインセオもおいしかったです。
というわけでこれ以上ドンホイにいてもしょうがないかなと思いハノイに移動することに。
せっかくなので電車で行こうと調べ、翌日深夜0:50発の夜行列車のチケットを取りました。
その晩は高そうなので敬遠してた川に浮かぶ船上レストランに入ってみます。
船の上は風通しもよくとても快適です。蚊もいなかった(重要)。
そこまで高くなくて安心しました。しかしベトナムはなにを頼んでも山盛りの野菜が添えられてきます。
深夜0時まで時間を潰しドンホイ鉄道駅に向かいます。
列車は時間どおりに入線。
壁も扉もすべて木製のかなり古い客車です。
コンパートメントは6人用寝台。これは2等ですが1等だと4人用寝台になります。
揺れがかなりひどく眠るのに少し苦労しましたがなんとかビールの力を借りてやりすごしました
冷房もかなり強いのでダウンジャケット必須です。
列車はいくつかの駅に停車しながらのんびり進みます。
翌日11時過ぎ、ほぼ定刻でハノイ中央駅到着です。
(つづく)