前回はこちら。
残酷ショーと虐待とも言うべき肥満虎の量産で国際的に話題となったハルビンの東北虎林園に行った私。入場門をくぐりバスに乗り込みます。
唐突にアフリカゾーンに。ライオンがバスの周囲を睥睨します。トラと違ってまともなシェイプ。
しかし、ハルビンの冬はマイナス30度の極寒。アフリカで暮らす動物を屋外にほっておいて大丈夫なのかと心配になります。
写真には写っていませんが、あちこちに残雪が残っていました。
バスを降りて、こんどはフェンスで区切られた順路へ。ここからは徒歩になります。
鶏ばかりです。羊はないの?と聞くと、今はないけど持ってくるとの答え。
羊は1500元(25500円)。そこまで払う気はありません。同時に入った家族連れが鶏を買わないかなと思い見ていましたが、すぐに立ち去ってしまいました。
トラはどのくらいジャンプできるかな?の絵。あれ、この絵どこかで見たような…。
フェンスの向こうでは結構ヤバイ感じに肥ったトラがぐうぐう寝ています。緊張感ゼロ。
ここからは関連動物のコーナー。珍しいホワイトタイガーやクロヒョウがいます。
ライガー(父がライオンで母がトラの交雑種、でかい)は寝てました。
そして出口へ。
ここで驚かされるのが巨大な「壮骨酒」のポスター。
絶滅危惧種であるシベリアタイガーの骨は実は貴重な漢方薬。そのエキスが入った白酒で、滋養強壮にバツグンの効果があるとか…ってダメじゃん!
というわけで、いろいろ突っ込みどころの多い施設でした。
どのトラも中年太り的に肥っていましたが、ネット記事にあったような超肥満トラは見ませんでした。壮骨酒にされた可能性も否定できませんが…。
なにげに大変だったのが帰り道。バスが時刻表の時間を過ぎても全く来ません。
タクシーもなんと乗車拒否…。
ハルビンはUBERも使えません。滴滴という配車アプリがあるのですが、中国の携帯電話番号がないと使えません(私はデータSIMだったので登録できなかった)。
結局10km近く宿まで歩いて帰りました。
中国にありがちな、片側6車線くらいの超広い幹線道路をヒヤヒヤもので横断しながら帰るとすっかり夕方。
ハルビンビールと本場の満州餃子で一息つきました。濃い1日でした…。
(おしまい)