世界あの街この街:#24_マカオ

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(画像:tabinote-聖ポール天主堂)

中華人民共和国マカオ特別行政区・区旗

(画像:Wikipedia)


見どころと特徴

ポルトガル統治の影響が残る瀟洒な街並み、煌めくネオン、郊外の素朴な風景やガジュマルの街路樹。聖と俗が混在する街マカオ。
聖ポール天主堂や華麗な歴史地区、素朴な華人の住居地を散策したり、カジノやナイトライフを楽しんだりと過ごし方は幅広い。名物のマカオ料理やショッピングも人気。

広東語で「香港が街ならマカオは一本の通り(ぐらいに狭く、人々が互いを見知っている)」、と称されるように、もともとはこじんまりした地域。戦乱・動乱にあまり巻き込まれずにきたという歴史もあり、ギラついたカジノのイメージとは裏腹にローカル住民は和を重んじる穏やかな人々が多い。
しかし、1999年の中国返還、2002年のカジノライセンス開放、2005年の世界遺産登録を経て、今や世界有数の観光都市となった。域外からの流入者も増加している。

マカオは中国大陸・珠海とつながる北部のマカオ半島、橋でつながった南部の島に分かれる。北部は世界遺産の歴史地区やリスボアに代表されるカジノホテル、マカオタワーなど観光名所があつまる。南の島部は空港がある他、ひなびた街並みやビーチなど素朴な光景が広がる癒やしスポットだったが、ザ・ベネチアン・マカオ(埋め立て地のコタイに位置)に代表されるリゾートホテルなども増加している。

香港からの日帰りも十分可能だが、できれば数日滞在してのんびり散策してみたい。マカオ半島は南北4km程度、街区は1km四方。島部も数キロ程度で、徒歩でも十分に見て歩ける。ただし坂が多いので、スニーカーやウォーキングシューズを推奨。
イベントも和洋豊富で、イースターやクリスマス、新年、春節、中秋節など常に賑わっている。
マカオ   Google マップ
(画像:Google)

まずは北部のマカオ半島から。
なんとなく歩いているだけでも名所を巡れるのがマカオのいいところ。とりあえずのおすすめはセナド広場。ホテルまたはフェリー乗り場から適当にタクシーに乗ればすぐに到着する。グランドリスボア行きのシャトルバスに乗ってもいいし、歩いても大してかからない。
東西文化の調和した街並みは「マカオ歴史地区」として世界遺産に認定されており、その象徴がセナド広場と聖ポール天主堂跡。春節や中秋節には中華風の飾り付けが華やかで、異国情緒あふれる。近隣にはポルトガル時代の教会、史跡が多く、コロニアルな雰囲気が漂う。
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(画像:tabinote-セナド広場)

広場から北に歩くとマカオのシンボル・聖ポール天主堂跡が現れる。
正面の壁面一枚残して焼け落ち、現存するのは一枚の壁。地下のミュージアムには殉教者や聖職者の遺骨が残り、日本人信者の骨も眠っている。遠い昔にマカオくんだりまで来て永眠した日本人信者の心境がいやがおうにも思い起こされ、信仰というパワーのすごさを実感せずにはいられなくなってしまう施設。
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(画像:tabinote-聖ポール天主堂前)

天主堂から南下しマカオタワー方面へ。
道すがらも、聖ヨセフ修道院、聖ローレンス教会などの歴史的建造物がある。
丘の上に立つのがペンニャ教会。晴れた日なら教会の裏手、西望洋山からマカオタワー越しに緑と青の見事な光景がおがめる。
教会を越えるとマカオの守り神である媽閣廟にたどり着く。
ペンニャ教会からの眺望
ペンニャ教会からの眺望 (トリップアドバイザー提供)

マー コ ミュウ (媽閣廟)
マー コ ミュウ (媽閣廟) (トリップアドバイザー提供)

媽閣廟からすぐ近くにはマカオタワー。
高さ338メートルの電波塔で、ショッピングモールや映画館を有するする観光地だが、一番の目玉は地上233メートルという世界最高地点からのバンジージャンプ。命綱をつけて展望台を回遊するスカイウォークも地味に怖いと評判。
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(画像:Luiz Eduardo-flicker)

半島の北部も味わい深い。
レッドマーケット(紅街市)はマカオ庶民の台所で、生鮮品店が集まり、アジアの雰囲気が漂う。
屋台の集まる通りやワインの品揃え豊富なスーパーもあり、散策が楽しいエリア。
東南方向に歩くとロープウェイがあり、頂上はマカオ最高峰(海抜91m)の要塞と教会跡。ここから南部を望む光景はマカオ随一で、教会には見事なフレスコ画も。
ギア要塞
ギア要塞 (トリップアドバイザー提供)

南の島部は素朴な街歩きにぴったり。
澳門友誼大橋は徒歩でもわたれるが、タクシーでタイパ村・官也街に向かうのが便利。水色に塗られた東西折衷様式の家屋やせまい路地を抜けると露天が続き、庶民的な雰囲気。
(編集部注:澳門友誼大橋は徒歩で渡れません、申し訳ございません。[2015年6月23日訂正])
官也街 Rua do Cunha
官也街 Rua do Cunha (トリップアドバイザー提供)

コロアネ村はザビエル教会くらいしか観光地のない、純粋なマカオ地元民の土地。
観光客も少なく、中国の漁村にトリップしたような雰囲気。喧噪のマカオ市街からわずか30分以内で静寂にひたれる。
コロアネ島
コロアネ島 (トリップアドバイザー提供)


さて、せっかくマカオにいるんだからカジノに行かないともったいない!
海外旅行の醍醐味を非日常とハプニングに求める人にとって、カジノはまさにそのようなエッセンスを凝縮した場所。

ドッグレースのようなアミューズメント色の強いもの、セレブの雰囲気濃厚な豪華カジノ、昔ながらの鉄火場(減りつつある)まで、様々な施設があるマカオ。
マカオの大型施設は、カジノ、ホテル、シアター、フードコートやショッピングモールなどを複合した巨大アミューズメント施設になっていることが多く、ギャンブルに興味がなくても十分に楽しめる。ベネチアンの豪華フードコートは一見の価値あり。
もちろんテーブルに付けばあっという間に時間が過ぎていく。
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(画像:tabinote-カジノ)

ただし中国本土の好景気を反映し、カジノのレートはラスベガスなどと比べても高くなっており最低でも100HKD(約1300円)の賭け金は必要。くれぐれも熱くならないように。
ちなみにこの写真は5000HKDチップ、1枚で約65000円だ。このチップが通常のカジノフロアでも普通に乱れ飛んでおり、ハイローラーしか足を踏み入れることのできないVIPエリアではさらに桁が違うらしい。
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(画像:tabinote-カジノチップ)

マカオのカジノで盛んなゲームは圧倒的にバカラ。欧米で盛んなブラックジャックやポーカーのテーブルは隅に追いやられている。とは言えルールは「親」、「子」どちらかに賭けるだけと極端に単純なので初心者でもすぐに覚えることができる(それが問題でもあるのだが)。

カジノホテルが多く集まるのはマカオ半島側。老舗のリスボアやWynnといった場所なら、初めてでも比較的スムーズに体験できる。
タイパとコロアネの間、埋め立て地のコタイ地区も外せない。コタイはベネチアン・マカオ・リゾートやCODといった超大型リゾート施設が建つマカオの副都心。
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(画像:tabinote-グランド・リスボア)

COD内のショー、水舞間は、美しい舞台演出と人間業とは思えないパフォーマンスが話題となり、プラチナチケットとなっている。
水舞間 House of the Dancing Water
水舞間 House of the Dancing Water (トリップアドバイザー提供)


参考:脳汁あふれる!マカオ・カジノ堪能ツアー -tabinote

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佛笑樓
佛笑樓 (トリップアドバイザー提供)

マカオの食はミシュランの星付きから豪華絢爛なフードコート、庶民的な食堂までバラエティに富んでいる。ジャンルも東南アジア、中華、日本食、欧州など世界の食が集まる。

マカオ料理は、旧宗主国ポルトガルと地元広州、そして東南アジアのテイストが融合した独特なもの。
ポルトガル系の住民は、家庭で独自にアレンジされたポルトガル風の料理を食することが多い。ポルトガル料理の食材としては魚介、豚肉、米、チーズやワインの多用に特徴があり、調理法としては煮込みやグリルが多いが、マカオではスパイスやココナツミルクが取り入れられるなどアジア風にアレンジされている。
中華系では香港のテイストに近く、エビのそばや土鍋ご飯、おかゆなどのレベルが高い。

マカオ料理で有名なものは、干し鱈の煮込みやコロッケ、アフリカンチキン、鳩のロースト、魚介のカレーなど。まさに無国籍。デザートはポルトガル仕込みの濃厚な物が多い。エッグタルトやライス・プディングなどが名高い。

なお、マカオ土産の名品といえばオイスターソース。19世紀に李錦記の創業者、李錦裳が生み出したもので、マカオ移住後に本格普及した。マカオ半島には元祖の李錦記が店を構える他、現在唯一マカオでの製造を続けるやはり創業100年超の老舗、榮甡蚝油莊がある。

安德魯咖啡館の写真
安德魯咖啡館 (トリップアドバイザー提供)


日本からの行き方

(空路)
香港を経由していくのがもっとも一般的。
香港行きは日系、中華系、アジア系など多くの便があり、選択肢は豊富。
東京(羽田/成田)から香港国際空港まで、直行便なら往路が5時間~5時間30分、復路は4時間程度。関西国際空港の場合往路4時間半、復路3時間半程度。

東京からはJAL、ANA、キャセイパシフィックの他、香港エクスプレス、デルタ航空が就航。関空からはANA、キャセイパシフィック、エアインディア、ピーチ・アビエーション。福岡便も多くキャセイ、ドラゴン航空、香港エクスプレスが直行便を運行。

時期にもよるが、キャンペーンを利用すればLCCの香港エクスプレスが最も安い。往復で燃油込み15,000円程度とちょっとした国内線よりも安くなることがある。
関空が利用できればピーチ・アビエーションが安定的に安い。片道1万円程度で、キャンペーン併用なら驚くほど安く行けることもある。関空からも香港エクスプレスがあり、条件がととのえばピーチよりも安い。

マカオへは直行便もあり、マカオ航空が成田、関空からそれぞれ週4便。費用は安い時期なら6万円程度。

香港直行便が十分安いのであまりうまみはないが、台北や釜山、マニラやバンコクからの空路もある。

(陸路/海路)
香港経由の場合、フェリーでマカオに向かう。
香港国際空港からダイレクトに高速船のターボジェットが運航しており、所要50分、246香港ドル。
上環のフェリーターミナルからは所要55分、148香港ドル。上環からマカオ半島では無くタイパに運行向かうコタイジェットの便もある。尖沙咀側からはファーストフェリーが運航している。

香港までのエアチケットが取れない場合には、中国からフェリーでマカオに向かうルートもある。
深センや広州から直接高速船、ターボジェットが出ており、所要60分(深セン)~80分(広州)。費用は180香港ドル(広州)~80分(深セン)。もちろん鉄道や長距離バスで香港に入り、フェリーで行くことも可能。
珠海からバスで向かうこともできる。

(パッケージツアー)
パッケージツアーの場合は2泊3日、マカオ航空直行便で6万円程度。1名参加なら9万円前後になる。

(空港)
直行便で来た場合、マカオ国際空港に到着。
空港からの足はタクシー、市内バス。ホテル行きのシャトルバスに潜り込んで市街に入ることも可能。
空港を起点としたマカオ初となる鉄道(軽軌鉄路)の建設が計画されている。




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地理と気候

大陸に接するマカオ半島と、島部に別れているのは香港と同様。総面積は30平方キロメートル弱で、府中市と同じ程度。
緯度・経度共に香港に近いのだが、香港よりも暑く感じることが多い。春から夏に掛けて蒸し暑く、曇天が続く。
ベストシーズンは雨の少ない10月~3月。雨が少なく乾燥し、過ごしやすい。

日本との時差はマイナス1時間。日本の正午が午前11時。サマータイムはない。


(画像:Google提供)


言語と通貨

公用語はポルトガル語と中国語(普通話)、広東語。
ただし概ね英語が通じる。タクシー、郊外などでは英語が通じないこともあるが、筆談でなんとかなる。

通貨はパタカ。1パタカ=12.8円(14年6月時点)。
香港ドルとのレートはほぼ1:1で、香港ドルも広く使われている。

物価は超ピンキリ。
豪華ホテルに泊まり美食とスパ、カジノに明け暮れればあっという間にお金が飛んでいく。
一方安宿で地元のローカル食堂を利用すればそれほどかからない。
安宿は3千円台、タクシー初乗りは200円、スタバのラテが350円、ペットボトルの水が30円、青島ビールの缶が40円程度。
高級レストランでワインをつけないなら一食3,000円程度から。

両替は香港ドルがあれば不要だが、必要であれば市中の両替所やATMの国際キャッシングを利用する。
伝統的に、もっともレートが良いのはカジノ内の両替所と言われている。
パタカはマカオの外では両替できないので、使い切れるようこまめに引き出す/両替するのがよい。
クレジットカードの通用度は香港に比べ低い。ローカルの店ではほとんど通用しない。

チップの習慣はないが、高級レストランで1割程度、ベルボーイに10パタカ程度。




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治安とビザ

治安は全般に安全とされており、夜中の1人歩きでもまず問題無い。対日感情も良好。

カジノやフェリーターミナルなど、人が多い場所ではスリや置き引きなどに注意。また、いかさま賭博や風俗関連のぼったくりなども報告されている。
禁煙エリアにて喫煙した場合には600パタカ、ゴミ捨てや痰を吐いた場合には500パタカの罰金。

出入境ゲートやカジノ内は撮影禁止。


観光目的の場合3ヵ月間以内の滞在はビザ免除。
2013年7月よりマカオへは出入国カードの記載が不要となり、パスポートへの捺印もなくなった。代わりに入国記録として、名前、パスポート番号、入国日、滞在期限が記載された紙をイミグレーションで受け取ることとなる。


市内交通

(タクシー)
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(画像:tabinote)

マカオの場合、実はホテルの送迎シャトルバスでかなり街中までいけてしまうという実態がある。
ホテルの場所さえ把握しておけば、フェリー乗り場や空港から行き先に近いホテルのシャトルバスに乗ってしまうと楽。
市中は歩いてもそれほどかからない。もちろん宿泊客以外でもOK。

それでも、やはりタクシーは便利な乗り物。
色は黒もしくは黄色、ツートンもある。初乗り料金は1.6kmまで15パタカ、以後230mごとに1.5パタカ。トランクに荷物を載せる場合や半島から島方面に行く場合は要追加料金(トランクは荷1つにつき3パタカ、マカオ~コロアネ島は5パタカ、コロアネ島~タイパ島2パタカ)。
一応メーター制ではあり、マカオはせまいのでぼったくりも聞かないが、大陸上がりのドライバーが多くサービスは期待できない。英語が通じないことも多い。メーターは端数繰り上げで、勝手にチップとして徴収される。支払いは香港ドルでもパタカでも問題無い。
1時間チャーターしたら200香港ドル(パタカ)程度。

(バス)
市内バスは3社によって運行されているが(新福利 Transmac、澳巴 TCM、維澳蓮運 Reolian)、均一料金で利用しやすい。
マカオ半島内は3.2パタカ、半島からタイパ島までは4.2パタカ、コロアネ島までは6.4パタカ。タイパ・コロアネ内は2.8パタカ。
支払いは香港ドルの小銭でもパタカでも可能だが、マカオパス(澳門通)というSuica・パスモに相当するICカードもある。


ホテル

マカオは外資系のグローバルブランドやリスボアのような老舗など、豪華ホテルでおなじみ。
カジノの収益を期待してか、ゴージャスかつ広々とした居室の割には意外にリーズナブルだったりするので、ホテルステイを目的に行くのも良い。日本ならどう考えても3万円から5万円クラスの部屋が1万円台ということも珍しくない。
ただし、中国本土客の増加に伴いレートは上がり気味。

マカオには安宿もあり、セナド広場からリスボアにむかう途上は「○○賓館」「○○酒店」といった中華系の安宿が軒を連ねる。一泊三千円程度。セナド広場から西に向かった福隆エリアにも宿が密集している。

マカオのホテルでは、外資系豪華ホテルから安宿まで区別無く、風俗施設を併設していることが多い。安宿の場合は夜通しノックに悩まされることになる。

MGM グランド マカオ
MGM グランド マカオ (トリップアドバイザー提供)


イベントの時期はホテルも混み合う。
2月は春節で中国人客が増加する。街は中華風の装飾で華やかに彩られる。
5~6月はマカオ芸術祭があり、聖ポール天主堂へのプロジェクションマッピングが人気。

(画像:macautourism.gov)

6月には端午節にあわせてドラゴンボートフェスティバルが開催され、レースも行われる。
9月の中秋節は無数のランタンが水に浮かぶ幻想的な光景が見られる。
毎年11月には市街公道を走るマカオグランプリがあり、世界中から観光客が集まる。同時期にマカオ・タワー向かいの西灣湖広場でグルメイベント「フードフェスティバル」が催され、100以上の屋台が集まるなどこちらも人気。


ネット・通信環境

(携帯・モバイル)
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(画像:tabinote)

マカオの代表的な携帯会社は香港資本の3(three)、Smartone、そしてマカオ地元のCTM。
フェリーターミナルや空港では自販機でSIMを購入でき、大変便利。

香港から来て香港threeのSIMを入手している場合は、そのままローミングで使うこともできるが、意外に高い。
threeでのSIM購入時にショップカウンターでマカオにも行きたい旨を伝えると該当するSIMを用意してくれるが、ローミング料金は1日100HKドル程度と、日本からWiFiルーターを借りていくよりも高くつく。

マカオ滞在が長い場合には、マカオ地元のSIMを購入した方が安く済む。
threeの場合、30日間有効の3G通信SIMが200香港ドル(パタカ)、プラス168香港ドル(パタカ)で7日間の無制限データ通信。7日間有効のSIMは100香港ドル(パタカ)、プラス100香港ドル(パタカ)で24時間の無制限データ通信。
SmartoneのプリペイドSIMは180日有効。100香港ドル(パタカ)で24時間の無制限データ通信。three、CTMと比べるとやや魅力に欠ける。
CTMはプリペイドのバリエーションも豊富。220香港ドル(パタカ)のBEST Mobile Broadband Day Passは5日間の無制限データ通信が可能で、5日程度の旅行者にとっては魅力的。通常のプリペイドSIMに、30日有効の無制限データ通信をつけると500香港ドル(パタカ)。

面倒なことが嫌いな方はWiFiルーターを借りていったり海外の数カ国で使えるSIMを買っていくのも手。



(WiFi)
公共施設や観光地では、マカオ行政府直営の公衆無線LAN、WiFi GOが利用できる。
空港ではCTMが無料WiFiを提供している。

他に、ホテル、カジノ、カフェなどが独自にWiFiを提供していることもあり、ネット関連の心配は無い。