tabinoteスタッフ4人の社員旅行、ソウル1日目の旅行記です。
3回に渡ってお届けします。
1日目| 2日目|3日目
(内容は2016年6月時点の情報にもとづいています。)
6/5:午前
tabinoteワタベである。
朝、ソウル駅のコインロッカーに荷物を預ける。
この日は戦争記念館に行くことにした。メンバーを誘ったが誰も来ないという。なぜ…。
この記念館、10万平方メートルという超弩級のスケールで、朝鮮戦争時の実物兵器を大々的に展示しているらしい。
メトロ三角地駅から歩くと巨大なモニュメントが現れる。
これは朝鮮戦争時に兄弟が南北に分かれ、戦場で再会したという逸話にもとづくらしい。
なんと入場無料、最高である。
入り口を入ると巨大な吹き抜け。旧ソ連から鹵獲したT34戦車やミグ15など朝鮮戦争の兵器が展示されている。
実物展示と並んで映像表現に力を入れており、あちこちに巨大なモニターやスクリーンが置かれている。雄々しい音楽とナレーション、映画並みのクオリティで撮影された歴史劇がそこかしこで流れる。CGもバリバリである。
秀吉の出兵、文禄・慶長の役も展示されている。
1階から上は時代がとんで朝鮮戦争以降となる。
ちなみにこの施設には日本軍のことやゲリラ活動、独立運動についての展示はあまりない。植民地時代に朝鮮半島では戦争が起こっていないためである。
したがって「日本人いたたまれない感」は余りないが、油断していると独島の展示があったりして気が抜けないのである。
さて、朝鮮戦争の展示はこの施設のハイライト。
1950年の北朝鮮侵略、逆転の仁川上陸作戦、戦線膠着と停戦までが時系列で並べられている。とにかく膨大な展示である。
彼女連れの兵士やボーイスカウト/ガールスカウト、小学生たちも多く来ている。
そして白人も多い。国連軍の代表としてアメリカはじめ各国の兵士が半島でたくさん死んでいるのである。この施設もほぼ1フロアを丸々使ってそれらの国への謝意を示している。
中国人観光客も多いが、…しかし当時敵国側であった彼らはどんな気持で見ているのか?
DMZ(非武装地帯)でもこの施設でも感じたのは、一見のどかな韓国という国の裏側にある北朝鮮という国の存在感である。子供にも、共産主義と戦って戦って戦って、ようやくこの国ができあがったんだぜということを執拗に教えている感じである。アメリカでどこに行っても退役者軍人の施設があるのと同じ感じである。
これはDMZで起きた北朝鮮兵士による米兵殺傷事件(斧事件)のジオラマ。
最上階の併設カフェでも入ろうかと思ったところでこだま、ハマから昼の誘いである。
急いで施設の外にでると、そこは兵器の宝石箱であった。足早に写真を撮りまくる。
圧巻の展示を堪能し満足。この施設100億円くらいかかったんじゃないの?とにかく歴史&ミリタリー好きならたまらない場所である。
駅までの道すがら、米軍のTHAADミサイル配備に反対する集団のデモがあった。本当いろいろ大変ですねと思った次第である。
tabinote田口だ。
仕事も片付いたので当然カジノに行くのである。
ソウル市内のカジノはウォーカーヒルとセブンラック(ヒルトン、カンナム)の3か所。
どこも訪問済み、ウォーカーヒルが一番好き(=勝った経験あり)なのだが、少し遠いところもあり至近距離にあるヒルトンに行くことにし、荷物をまとめてタクシー。
カジノのクロークで荷物を預け、カジノ内へ。
諸般の事情で今回は軍資金が甚だ心もとない。日本円7万円をキャッシャーにて韓国ウォンに。78万₩くらいだっけな。いつもながらいきなり大金持ちになったかと錯覚する。
とはいえ日曜ということもあり朝から混雑しており、なかなか安いレート(ミニマム10000₩)のブラックジャックテーブルが空かない。とは言えあせって高いテーブルや慣れないバカラテーブルに行っても勝てるわけがないので、周囲を観察しながら待つ。
tabinoteハマDAYONE。
起きたらすでに田口はカジノへ出勤していた。
ワタベの戦争博物館は丁重にお断りし、コダマくんと観光に行こうという話になり、宿を出ようとしたらチェックアウトが斜め上で爆笑する
ソウル駅に荷物を置き(ロッカーが面白かった)、駅のフードコートでキンパ(海苔巻き)を食べた後、コダマくんと景福宮へ。恥ずかしながら、韓国ではいつも買い物/サウナ/食事くらいしかしたことがなく観光らしい事を1つくらいしてみようと思ったのだ。
まあ…とにかく広大で煌びやかであった。
ついた瞬間から「こりゃさわりしか観れねえわ」という事になり、入り口で猛暑の中微動だに出来ないイケメンの横でふざける写真(雑コラ)を撮って終了。
tabinoteこだまです。
今日もいい天気。ハマと観光らしいことしようぜーとガイドブックを開いて適当に選んだ先は景福宮。
広い敷地をぱーっと歩き回って写真撮ってまわった。そしてこれは我々の2ショット(嘘)。
6/5:午後
tabinoteワタベである。
東大門駅で降り、呼び出されたタッカンマリ屋に入る。
最高である。
今回のソウル滞在で一度も焼肉を食べていないことに気づき、なんとか夜は焼肉…と考えるが、満腹である。
夜のことは夜に考えるとして、再び個別行動である。
tabinote田口だ。
30分ほどして、ようやくブラックジャック(BJ)テーブルに空きが1席できたのですかさず着席
BJテーブルは通常5~7人が定員となっている。本来であれば3人くらい(理想は1人)のテーブルでゆったり打ちたいものであるが、ソウルでそれはほぼ不可能なためしょうがない。ゲームをやりたいという気持ちの方が勝る。
場内は中国人4割、日本人4割、残り2割という感じか。
韓国のカジノは韓国人は入場不可なのだが、なぜか韓国語を流暢に話す人が多い。どのようなカラクリになっているかはわからない。
持ち金全部をチップに交換し、ミニマムベット(10000₩≒900円)で様子をうかがう。
率直に言って調子が悪い、じわりじわりと持ち金が減っていく。
BJに限らずテーブルゲームのほとんどは勝率が決まっている。もちろん長時間やれば必ず負けるようになっている。
なのでギャンブラーが勝つための方法はただひとつ。掛け金を上下させ、多く賭けたときに勝ち、少なく賭けたときに負けることである。
もちろんそんなにうまくはいかないし、そもそも軍資金が心もとないため掛け金アップも満足にできない。
夕方には7万円が3万円くらいに目減りしていた。
tabinoteハマDAYONE。
昨日ちょっとだけひやかした、東大門に出来たばかりの現代シティアウトレットでどうしても気になるサンダルがあったのでコダマくんを連れて東大門へ。
なんとなくの印象としては、上の階は概ね高くて用がないっすね…
地下1階に少しローカルファストファッション店があって、女の欲が軽めにヒートアップした【戦利品:サンダル、ブラウス】
この後、以前食べてめちゃくちゃ気に入ったタッカンマリがどうしても食べたかったので、入り組んだ通りの有名店にワタベくんを呼び出してみる。
店があった場所に行ってみると、全然違う場所から店のオモニが「コッチだよ!コッチだよ!」と飛び出してきた。
わぁ…いろいろ笑えない…
タッカンマリは最&高でした。ほんと韓国料理の中で一番好きかもしんないわコレ
tabinoteハマDAYONE。
昼食のあとは一人で明洞〜南大門へ行き、女の買い物が小爆発した【戦利品:Tシャツ、ワンピース、おみやげ等】
余談だが韓国旅行ではいつも必ず服を買いあさるので、着替えを下着靴下以外まったく持ってきておらず、ここでやっと買ったTシャツに着替えた。
寝る時含めてまる3日同じ服だったYONE
tabinoteこだまです。
昼メシは、ハマと絶対行こうぜーと決めていた東大門のタッカンマリ屋。
ワタベも合流して、昼間っからビールキメた。これほんと最高!
解散してそのまま午後はずっと東大門を散策。自分の服を見たり、東大門デザインプラザ(ザハ・ハディッドの作品!)を見て回る。
tabinoteワタベである。
昼食の後は、とある場所に向かっていたのであるが、この後のtabinote旅行記のネタにしたいのでその話は書けないのである。
あえていえば、また山に行っていたのである。ただし山登りではないのである。観光客が絶対行かない山である。
詳しくは次号以降で載せたいのでお楽しみにとしか言えないのであるが、ヒントを言えばカンナム地区のこの山である。
6/5:夜〜帰国
tabinote田口だ。
とりあえず心落ち着かせるため、カジノのただ飯を食らう。
帰りの飛行機に乗るためにはあと3時間で出なければならない。
プラスは無理としてもなんとか一矢報いたいものだ。
だが、相変わらず流れは訪れず、一時は残り2万円(-5万円)まで落ち込む。
自慢ではないが過去にはこの20倍くらい負けたこともある。だがやはり負けは嫌だ、とにかく悪い波を最低ベットで凌ぎ切っていい波を待つ。BJとはペイシャンスのゲームとはよく言ったものである。
そしてタイムリミット1時間前にようやく波が訪れる。ベットアップを連発しかなり盛り返す。
本日最大の見せ場は、10万₩ベットしておれの手「10」、ディーラー「6」。当然ダブルダウンし「10」を引きオレ「20」。ガッツポーズである。ディーラーが「21」を作り上げない限り20万₩が帰ってくる。
ディーラーの2枚目は「10」。ほぼ勝ったも同然、13枚のカードのうち「4」を引いたらドロー、「5」を引いたら負け、「1,2,3,6,7,8,9,10,J,Q,K」を引いたら勝ちである
ディーラー最後の1枚は???
はい、「5」でした、、、、。
というわけで最後まで運を引き寄せず最終的に2万円の負け。まあ許容範囲内である。
気持ちを切り替えシャトルバスで空港へ。
山から戻ったtabinoteワタベである。
コインロッカーから荷物を出す。ソウル駅周辺には店がとぼしいので、急いで焼肉屋がありそうなところへ。
タクシーで南大門市場に行く。
この日は閉まっている店舗が多かったが、一軒の焼き肉屋が営業していた。
昼のダッカンマリでやや満腹気味だったので、慎重に注文する。
クソ最高である。焼肉と言うよりも一口大のステーキが次から次へと口に運ばれていく感じである。これがホントのいきなりステーキ!である。
猛スピードで食べ、勘定をすませ、高速鉄道で空港に向かったのである。
tabinoteハマDAYONE。
南大門駅からソウル駅に戻りワタベ&コダマと合流。
コインロッカーから荷物を出した後、どうしても焼き肉を食べたい2人に押し切られ南大門へ(また戻るのかという)。
高級そうな焼き肉屋で、ステーキ然とした焼き肉をわんこそば級の早さで食らう。超うまし。
すぐにソウル駅に戻り、高速鉄道で空港へ。
前日に購入したマークのバッグもここで引き取り、私の物欲まみれの旅行が終わった(かに思えたが、羽田着が夜中2時だった為、そのまま平和島温泉へ向かい翌朝の10時までガン寝。4日目の服を着込んで帰宅した)
戦利品↓
tabinoteこだまです。
最後に焼肉食おうと適当に入った焼き肉屋がまあうまいのなんの。さすがいいお値段する韓牛。薦められるサイドメニューをすべて断り、肉を、肉だけを全力で喰った。
ふたたびソウル駅に戻り、空港まではAREXで移動。東京でいえば京成スカイライナー的なポジションだろうか。乗り心地よし。
のんびりするまもなく復路のフライトへ。終電後の羽田空港からはリムジンバス深夜便で帰宅した。
最後に
tabinoteワタベである。
もともとソウルには特に関心はなかったのである。ソウル旅行といえば韓流スターやKポップ、ショッピングにエステなどおっさんにはわけのわからない女子旅っぽい話ばかりで、日本に近すぎるという印象もあり、あまり旅先として考えたことがなかったのである。
そこで、今回は冒険とスリルの味わえる「漢の旅」をコンセプトに目的を決めてみたのである。結果としては、すばらしい体験ができたのではないかと思うのである。特に、DMZツアーは今後いつまでも行けるとは限らない。ぜひ皆さんにもチャレンジしてほしいものである。
tabinote田口である。
訪韓はたぶん5回め。正直カジノ以外に魅力を感じていなかったが、今回DMZ観光は興奮したし、サウナ(チムジルバン)の素晴らしさに目覚めたので、トランジットなど機会があればまた行ってみたいと思ったしたぶん行くであろう。
tabinoteハマDAYONE。
まあいつも通りの女子旅(?)が終わった。K-POPにまるで興味がない為、もう少し行ける場所がないものかなあという点だけが残念。
以前、嵐カフェを紹介したけれど、ああいうJに精通してる人や場所があれば目の色変わるんだけどねェ…
tabinoteこだまです。
ここ最近、LCC利用の格安弾丸ツアーにすっかりハマっておりまして、今回もそのノリで楽しんできましたが、0泊弾丸に比べたら高々2泊3日でもすごく長く感じるんですよね(笑)。