タイのチェンマイ在住のtabinoteタグチです。
ここ数年は1年間の3/4をチェンマイ、1/4を東京で暮らしていたのですが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で日本に帰国できなくなってしまいました。
正確には「日本には帰れるがタイに再入国するのがかなり難しい」という感じです。
というのも、上図を見ればわかるように、タイは5月以降、1日の新規感染者数が多くても10数人、そしてそのほとんどが海外から帰国したタイ人と、徹底した水際コントロールで今のところコロナをほぼ完全に押さえ込んでいます。
しかしご存知の通りタイは観光産業に多くを依存する国、海外からの観光客を迎え入れることができなくなった今は国内旅行者だけが頼りであり、日本の「Go To トラベル キャンペーン」にあたるタイ人向けキャンペーンが早い段階でスタートしています。
実際、9月、10月とバンコクに宿泊してみましたが、もともと安めのホテル料金は確実に下がっていることを実感しました。
では、観光地はどうでしょうか?
というわけで、タイ屈指のビーチリゾートであるプーケットのホテル料金をおなじみagodaで検索してみたところ、期待通りどこもかなりの割引を行っているようです。
かなり迷いましたが、最終的にプーケットの代表的なビーチであるパトンに位置する有名リゾートホテル「Amari Phuket」が1泊朝食付き1809バーツ(約6200円)とかなりの激安価格になっていたので、せっかくなので4泊することにして、税・サービス手数料込みで8479バーツ(約29000円)を支払いました。もちろん海外のホテルなので2人で宿泊して1泊7500円です。これは安い!
飛行機はおなじみエアアジアの直行便、こちらは1名につき往復で6000バーツ(約20600円)、航空券はコロナ前とあまり変わらないようです。
というわけでいつものチェンマイ国際空港から出発です。国際線ターミナルは閉鎖されていますが、国内線はまあまあの人がいました。
2時間のフライトでプーケット国際空港到着です。
プーケットはタクシーの安いタイにしては異常に相場が高い(600〜800バーツ)ため、180バーツの乗り合いバンを利用します。
満員(12名)になるまで発車しないため、出発まで1時間弱待ちました。冷房キツめですが車内はまあ快適です。
乗り合いバンは乗客全員のホテルを経由します。自分たちのホテルが最後になったため90分近くかかりようやく到着しました。
とはいえ、Googleマップを見ながら車窓を楽しめたため、時間に余裕があればぜんぜんありだなとは思いました。
玄関で記念写真。思った以上に大きなホテルのようです。
チェックインをすませ部屋に入ります。広くはないですが清潔で快適、そしてなによりバルコニーからは美しいビーチが見えます。
シャワーを浴びてダラダラしてたらこの日は終了。プール越しの夕日がとてもきれいでした。
さて翌朝はお楽しみの朝食です。海の見えるオープンエアなレストランが素敵すぎました。
バフェースタイルなのは少し気になりましたが、マスク、消毒、ソーシャルディスタンスは徹底されていました。
料理はめちゃめちゃおいしかったです。4日間飽きずに楽しめました。
朝食を食べたらさっそく外に出てみましたがなんだか様子がおかしいです。どこもシャッターが閉まっているのです。
ビーチも驚くほど人がいません。以前訪れたときの人混みが嘘のようです。
少し歩いただけで5件のコンビニが潰れていました。これは異常な事態です。
賑わっていたであろうビアバー群も営業している気配はありません。
バイクをレンタルしようとしたのですが、こちらも軒並みクローズしています。30分ほど歩き回りようやく開いている店を見つけました。
1日250バーツでホンダのPCXをレンタル。明らかにいちばんボロいやつが出てきました。恐らくですがここも近いうちにクローズするのでしょう。
気を取り直して島の東側にあるオールドタウンに借りたバイクで向かいます。
古い街並みが残る観光名所です。
こちらはパトンビーチとは違いタイ人観光客をたくさん見かけました。
最近日本でも話題のBLドラマのロケ地ということもあり、みなさんあちこちで記念写真を撮っていました。
しかし暑い、チェンマイとは大違いです。おしゃれカフェで休憩します。
みつ豆かき氷がおいしかった。
プーケット島最南端、プロムテップ岬の絶景です。
峠の展望台からパトンビーチを望みます。
1日で島を半周、腕が日焼けで真っ黒になりました。
3日目以降はせっかくのバカンスなのでビーチに出る以外は基本ダラダラしてました。
本当に美しいビーチです。以前来た時はもっと汚かった記憶があるのですが、観光客が減って浄化されたようです。
いやあ、最高としか言葉が出ない。
ピチャピチャしてるだけで幸せになる。
一応モールにも偵察に行きました。
標準的なフードコートです。
カオカームー(豚足煮込みご飯)というタイ料理があるのですが、ご飯の代わりにマーマー(インスタントラーメン)を使ったものをはじめて見ました。これはうまい!!!
ビーチだけではなくプールでくつろぐのもいいものです。もちろんビーチチェアもベッドも使い放題です。
広大なホテルの敷地内には桟橋がありました。
先端まで行くとどうやら海に降りれるようです。
なんという透明度でしょうか。
道端では漁師がその日に獲った魚を露天売りしています。
ビーチから少しだけ離れた場所にこんな昔ながらの漁村がありました。
岩陰に小さな祠がひっそりと建っていました。
というわけであっという間に5日間のバカンスが終わってしまいました。
多少仕事(Zoom会議)もしましたが、ほとんどの時間をビーチでぼんやりすごしました。
帰りは時間が読めない乗り合いバンは避け、Klookというサービスを使って送迎リムジンを呼びました。588バーツ(約2000円)。
当たり前ですが空港まで直行は楽ですね。
エアアジアでチェンマイに戻ります。
結論:国内旅行最高!!!
とは言え、寂れきった観光地の惨状を目の当たりにし、観光業を営んでいる人の苦境を思うと胸が痛みます。
近いうちにまたタイのどこかに旅行して、わずかでもその助けになればと思います。次はランカウィ島かな。