アメリカ合衆国・国旗(画像:Wikipedia提供)
- 訪問目的:[テーマパーク・動物園][街歩き][ショッピング]
- 予算(パッケージツアー最低価格):9万円~
- 日程(パッケージツアーの場合):5日間~
- 日本人観光客数:2,073,023人(米国)(2011年度;日本旅行業協会調べ;国別第3位)
- Tripadvisor:2012年アメリカ合衆国 人気の観光地 第6位
- 4travel:人気都市ランキング:38位(2013年8月時点)
見どころと特徴
アメリカ本土の玄関口。ニューヨークに次ぐファッションとカルチャーの街。ハリウッド、ショッピングパーク、街歩きの他、ディズニーランドやユニバーサルスタジオなど本場のエンターテイメントが楽しめる。日本食レストランも多い他、世界の食が集まる。
LAの観光地は市街地のダウンタウン、ハリウッド地区、更に郊外のビバリーヒルズ方面に点在している。
ダウンタウンの楽しみは街歩き。ヒスパニック系や東洋系も多いLAの中心街はまさに人種のるつぼ。リトルトーキョーやチャイナタウンを散策したい。
ハリウッド散策は歴代スターの手形・足形が残る名門チャイニーズシアターから始まる。そのまま巨大ショッピングモール、ハリウッド&ハイランドやウォークオブフェイムを通って郊外へ。グリフィスパークからLAの夜景を堪能したい。
余裕があればレンタカーを借りてビバリーヒルズを巡るのもお勧め。
ハリウッド (トリップアドバイザー提供)
LAは芸術と博物館巡りもお勧め。グラミー博物館や磯崎新設計の現代博物館(Museum of Contemporary Art;MOCA)はダウンタウンのただ中に位置する。エクスポジションパークには国立歴史博物館(Natural History Museum of Los Angeles County)やスペースシャトルが展示されたカリフォルニア科学センターなど見所多し。ピカソやウォーホールなどの一級品を展示するロサンゼルス郡立美術館(Los Angeles County Museum of Art)、ウエストサイドの巨大複合ミュージアムであるゲッティーセンターも必見。
アミューズメント施設も本場のスケール。ハリウッド方面にはユニバーサルスタジオが、南部郊外にはアナハイムのディズニーリゾートがあり、それぞれ数日かけないと回れないほど。
ユニバーサル スタジオ ハリウッド(トリップアドバイザー提供)
プロスポーツ観戦も人気。大リーグドジャーズおよびNBAレイカーズの本拠地。日本からの観戦ツアーも多い。
見過ごされがちなお勧めスポットはサンタモニカビーチ。夏でも涼しく、青し空とヤシの木が連なる風景は開放感で満ちている。治安も雰囲気も良く、散策が楽しい。全米屈指のグルメスポットとしても知られ、シーフードも新鮮そのもの。
The Lobster (トリップアドバイザー提供)
日程が許せば、ヨセミテ国立公園やサンフランシスコ、メキシコの風薫るサンディエゴに立ち寄るのも面白い。
また、LAを起点として、グランドキャニオンやラスベガス行きの現地ツアーも数多く出ている。
日本からの行き方
(空路)
ロサンゼルスへの直行便は、羽田からはデルタ航空、ANAが利用できる。デルタで10万程度、全日空が12~3万程度。アメリカン航空がサンフランシスコ(SFO)乗り継ぎで12万程度。
成田からは日系JAL・ANAの他、アメリカン航空・デルタ航空・ユナイテッド航空などの米系、それに大韓航空とシンガポール航空も運航している。シンガポール航空はサーチャージ込みで9万円台から利用できる。他はデルタが10万、アメリカンとユナイテッドが11万程度、日系は12万~程度。大韓航空は仁川(ICN)乗り継ぎで10万円台から。
東京からの場合は、羽田のデルタ、成田のシンガポールかデルタがお得な場合が多い。成田シンガポールは19時発13時着、羽田からのデルタ便は深夜0時発19時着となり、成田までの移動が苦にならなければシンガポールの方が利用しやすい時間となる。
関空からは乗り継ぎ便となる。中華航空が台北(TPE)経由で就航しており9万円台、デルタがシアトル(SEA)経由で10万円。大韓航空も仁川(ICN)経由で10万円程度。ユナイテッドがサンフランシスコ(SFO)経由で11万。
中部国際からは北京(PEK)経由の中国国際や仁川(ICN)経由の大韓航空が10万円台。
(パッケージツアー)
シーズンにもよるが、3泊5日(一泊機内)で往復直行便でサーチャージ込み10万円程度が最安。場合によってはこちらを利用するのがお得なことも。
空港
東京(羽田/成田)からロサンゼルス国際空港(LAX)まで、往路10時間、復路11時間程度。日付変更線を越えるため、往路は同日もしくは前日、復路は翌日の到着となる。
ロサンゼルス国際空港は西海岸最大の規模を誇る。空港からは空港バス(Flyaway)、シャトルバス(SuperShuttle)、メトロレール、タクシーなどがある。空港バスが市街地まで7ドルで45分程度。4路線あるので行き先を確認すること。シャトルバスはダウンタウンまで16ドル、30分程度。メトロは初乗り1.5ドル、市の中心部にあるユニオン駅まで1時間程度。タクシーはダウンタウンまで50ドル、30分程度。
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地理と気候
西海岸は太陽・オレンジのイメージ通り年間通じて温暖で湿度も低い。冬でも15度、夏でも25度程度ととても過ごしやすいが、冬は朝晩冷え込むこともある。
言語と通貨
英語が基本。
ヒスパニック系移民が半数に達し、スペイン語を母語とする住民も増えている。
通貨は米国ドル。1ドル=97円(13年8月時点)。
物価は米国の中ではニューヨークに次いで高いが、ほぼ東京と同程度かやや安いと見て良い。地下鉄が初乗り1.5ドル、タクシー初乗り(180m)が3ドル。外食は1人前でも日本の倍程度の量が出て来るので、相対的に割安。
両替は最低限のドルを日本で両替していけば十分。
アメリカはチップ文化があるので、レストランやタクシーで使える小銭(1ドル紙幣)を多く持っておくと便利。
現地では概ねクレジットカードが使える。現金が必要であれば都度現地からATMで引き出すのが効率的。
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ビザと治安
犯罪件数は減少傾向にあるものの絶対数は多く、アメリカの都市の中でも治安は悪い方から数えた方が早い。邦人旅行者の被害では置き引きやスリが多く、ユニバーサルスタジオなどの観光名所や空港、ホテルやレストランでは十分身辺に注意する必要がある。
ダウンタウンのリトルトーキョーには観光案内所を兼ねた「リトルトーキョー交番」が設置されており、日本語での利用も可能。リトルトーキョー南部のスキッド・ロウ地区(Central City East)は治安が悪いことで知られている。
観光目的の場合、90日以内の滞在はビザ免除。商用や第三国を経由しての入国などではビザが必要。
ビザ免除のためにはESTA(電子渡航認証システム)による事前申請が必要。ESTAは2年間有効で渡航72時間前までに申請が推奨されている。ESTAを取得していないと入国できないため早めの準備がお勧め。
市内交通
(タクシー)
流しのタクシーはなく、ホテルなどで手配する必要がある。初乗り180mで3ドル程度。
(メトロレール)
7路線あり、各線初乗り1.5ドル。1日券はメトロバスと共用で1日6ドルと安い。
(メトロバス)
市内全域をカバーしており料金も安い。1日券でメトロレールを併用するのが効率的。
(レンタカー)
車社会のアメリはではレンタカーが便利。市内観光が大幅に効率化するのはもちろん、ラスベガスにも1泊2日くらいで行けてしまう。
ハーツなどの大手か、現地の日本人向けレンタカー会社を事前に予約していくと良い。
料金はガソリン代と保険代込みで1日50ドル程度から。
国際免許証を用意しておこう。
ホテルとシーズン
4つ星クラス、高級~中の上程度のホテルが100~200ドル程度。
それ以下の中級ホテルは50~70ドル程度、ただし郊外などロケーションは悪くなる。同じく郊外のユースホステルが30~40ドル程度。
ビバリーヒルズやディズニーリゾートの5つ星ホテルで1泊300ドル程度と、日本よりもやや割安。
予算に限りがある、現地で交流したいということなら個人宅の部屋貸しサービスAirbnbの利用もお勧め。
シーズンのオンオフは余り無く、ホテル代に関して言えば季節変動は余り無い。
ネット・通信環境
(携帯・モバイル)
かつては高い、買いにくいなどあまりプリペイドSIMが入手しやすいとはいえなかった。
近年は多くのMVNO業者(プリペイド携帯会社)による競争が進んでおり、利用者にとって状況は改善されている。おおむね月額35ドル~40ドルでデータ無制限、2G程度まではLTE速度というプランが多い。以下のリンク「No Contract and Prepaid Phone Plan Guide」を参照のこと。「Bring Your Own Phone?」が「Yes」のカードは自分のSIMフリー携帯を持ち込んで契約できる。
以下の「アメリカのSIM、基礎知識101」にある通り、SIMと契約は独立している。アクティベートは自分で行うのが前提だが、あらかじめプラン(通信業者)を決めて購入時スタッフに設定してもらうのがラク。T-mobileの回線を使うReady SIMならアクティベート不要、14日間で容量1G、25ドルとコスパが良いが販売場所は限られる(Portland周辺では売っていない)。
プランによっては、手持ちのスマホの対応周波数と合わない場合があるのでよく調べてから購入しよう。iPhoneやNEXUSなどのグローバルモデル以外はAT&Tの850MHz3G回線しか使えないこともあり、いっそ現地でSIMフリーの安スマホを買ってしまうという手も…。
ソフトバンクのPhone 6、iPhone 6 Plus、iPad Air 2を使っている場合、Sprintの回線を使った「アメリカ放題」プランがある。980円で通話もデータ通信も無制限。2014年9月からキャンペーンが続いており、実際には無料で利用できる(キャンペーン期間中はiPad mini 3も対象)。Sprint以外のネットワークは対象外なので要注意。
面倒なことが嫌いな方はWiFiルーターを借りていったり海外の数カ国で使えるSIMを買っていくのも手。
- 携帯・モバイル・流通業ITブログ By A Yoshida:アメリカのSIM、基礎知識101
- 携帯・モバイル・流通業ITブログ By A Yoshida:アメリカで使える(使えない)、日本で一般に入手可能なSIMフリー端末と、周波数対応一覧
- ドコモのスマホをSIMロック解除し、アメリカでAT&TのプリペイドSIMを購入して使用する方法
- アメリカ西海岸で、「Ready SIM」を使ってみました
- APNchangeR United States:世界のSIM情報を一覧化した便利なサイト
- アメリカ放題
- T-Mobile Retail Locations
- Planetway プラネットウェイ TAKT:世界200の国と地域で、音声通話とデータ通信を最安料金で使えるSIMカード
(Wifi)
ホテル、ショッピングセンター、レストラン、カフェ、公共図書館などでWifiを提供している。マクドナルド、スターバックスは無料Wifiを提供している。