LCCで「色々立ち寄ろう」

ハブ&スポークとポイント・トゥ・ポイント
せっかくの海外旅行、できれば1回の旅行で複数の目的地をまわってみたいと思っている人も多いでしょう。しかし、自分の行きたい場所すべてに都合のいい便が運行されているとは限りません。限られた時間内で効率的な旅程を作るのはなかなかに工夫が必要です。
そのためにはまず航空会社の路線ネットワークについて理解しておくとよいでしょう。
路線ネットワークは大きく分けて「ハブ&スポーク」型と「ポイント・トゥ・ポイント」型の2つがあり、各航空会社はそのどちらかを、もしくは組み合わせて使用しています。


ハブ&スポーク

ハブ&スポーク
いくつか拠点となる空港を作り、そこからその他の空港へ路線網を構築する仕組みです。航空会社は飛行機や人材をハブとなる空港に集中することで効率的な運営ができ、旅客にとってはハブ空港にさえ行けば、ほぼどの都市へも一度の乗り換えで行き着けるのがメリットとなります。
既存の大手航空会社はほぼこの仕組みを利用しています。LCCの中にもエアアジア(ハブはクアラルンプール)やタイガーエアウェイズ(ハブはシンガポール)など一部採用しているところもあります。
なお、このシステムを作り出したのはFedEx(フェデラルエクスプレス)創業者のフレデリック・スミス氏です。

ポイント・トゥ・ポイント

ポイント・トゥ・ポイント
ハブ&スポークとは反対に、一部の空港に便を集中させるのではなく、直行便主体で組まれたネットワークです。荷物の載せ換えや便間の時間調整などをを考慮する必要がないため空港での駐機時間を短縮でき、そのぶんより多くの便を飛ばして効率化を図ることができるので、主にアメリカやヨーロッパのLCCが取り入れている仕組みです。乗客にとっても乗り換えの必要がないため、移動も楽になります。


1カ所じゃもったいない

日本から直行便が飛んでいる都市は、ほぼすべてがハブ空港だと思っていいでしょう。ソウル、上海、香港、バンコク、シンガポール、クアラルンプール、パリ、ロンドン、フランクフルト、アムステルダム、ロサンゼルス、サンフランシスコ、シカゴ、ヒューストン、ニューヨークなどが日本から行ける主なハブ空港です。
パックツアーなどでは直行便で飛んだ都市だけを観光してそのまま帰国することが多いですが、せっかくハブ空港に来たのですから、そこから行ける地方都市やリゾート地などに足を伸ばしてみるのはいかがでしょうか?自由旅行ならではのユニークな思い出を作ることができますよ。


LCCでどこまで行ける?

では主なハブ空港からLCCのネットワークを使ってどんな場所に行けるのか、いくつか例を見てみましょう。

・クアラルンプール(LCCターミナル)
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クアラルンプールに発着するエアアジアのルートマップです。
マレーシア、インドネシア、タイといった東南アジア諸国はもちろん日本や中国、インド、そしてオーストラリアやイランまで、豊富なネットワークを持っています。
クアラルンプールには羽田と関空から直行便が飛んでいますので、東南アジア方面への旅はまずここからスタートするとよいでしょう。

・ロンドン(ガトウィック)
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ロンドンのガトウィック空港に発着するイージージェットのルートマップです。EC諸国だけではなくエジプトやモロッコにも便があります。

・ニューヨーク(ジョン・F・ケネディ国際空港)
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ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港に発着するジェットブルーのルートマップです。北米大陸はもちろん、ドミニカ、プエルトリコ、ジャマイカ、オランダ領アルバなどに行くことができます。

・シンガポール
skyscanner
Skyscannerのようなサイトを使えば、指定した空港から発着するすべての定期運航便を見ることができるだけではなく、価格と空席確認まで行うことができます。なお、ここにはLCC以外の航空会社も含まれています。